「日米安保」とは何か

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「日米安保」とは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894347540
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

出版社内容情報


【目次】

はじめに

Ⅰ 歴史からみた日米安保
 日米関係に憶う 塩川正十郎
 自主性なき「同盟」構築の末路【一記者として見てきた日米安保五〇年】 中馬清福
 米中和解の「引き出物」となった日米安保【沖縄施政権返還交渉の取材メモから】 松尾文夫

Ⅱ 日米安保における日本の主体性
   〈座談会〉安保をめぐる「政治」と「外交」の不在【沖縄米軍基地が問うもの】
                       渡辺靖/松島泰勝/伊勢﨑賢治/押村高
   「配給された」平和 新保祐司
   「密約」の半世紀と日米安保【「対等性」という形式への固執が奪ったもの】 豊田祐基子
   日米同盟と日本の核政策【論じられ方の変容とその政治学的考察】 黒崎 輝

Ⅲ 東アジアの平和を阻む日米安保?
   「同盟」の新しい地平を目指して 岩下明裕
   分割された東アジアと日本外交 原 貴美恵
   日米安保と大陸中国/台湾関係【東アジアにおける「脱冷戦」とは何か】 丸川哲史
   基地の駐留は「安全保障」か?【沖縄が問う日米関係の真の「安定」とは】 丹治三夢
   「沖縄米軍基地の戦略的価値」という神話【安保論議における政治主導の不在】 屋良朝博

Ⅳ 東アジアの安定に寄与する日米安保?
   日米同盟の本質を問う契機【「人と物の交換」を再考する時】 中西 寛
   日米同盟における「可測性」の本質【戦争の「遺産」を踏まえて】 櫻田 淳
   誰が、何を、守るのか【地域統合の時代における日米安保】 大中一彌
   主権譲渡としての憲法九条と日米安保 平川克美

Ⅴ 外からみた日米安保
   〈インタビュー〉朝鮮半島からみた日米安保 李鍾元
   日米安保条約、ソ連とロシア【異なる国、異なる考え方】 ワシーリー・モロジャコフ
   等辺に成り得ない日米中の三角関係 陳破空(訳=及川淳子
   日米欧委員会事始め【日米安保関係のグローバル化の影】 武者小路公秀

Ⅵ 日米安保の半世紀を振り返る
   アジアの視点から観た日米安保            鄭敬謨
   「日米安保」と日韓問題            姜在彦
   大衆ストライキ           河野信子
   自然承認前夜           諏訪正人
   今の日本で安保を破棄したらどうなるか【私の提案】   米谷ふみ子
   身捨つるほどの祖国はありや    篠田正浩
   軍事条約に代わる日米関係を    吉川勇一
   日本国の怪奇現象【国会は「国家百年の計」を論議せよ】    川満信一
   日米戦争と安保改定【岸信介の「執念」】     岩見隆夫
   六〇年の「できごと」    加藤晴久
   回顧的「日米関係論」私記    藤原作弥
   自明ではない「自明」    水木楊
   日米安保の過去、現在、未来    小倉和夫
   列島人の愚行、錯誤そして自殺     西部 邁
   米国従属と沖縄差別の半世紀    三木健
   五〇年前の安保闘争と今後の日米安保    榊原英資
  それでもしばらくは堅持すべき     中谷 巌

関連資料
   日米安全保障条約(旧・新)/旧ガイドライン/新ガイドライン/
   関連年表(1945―2010年)
著訳者紹介

内容説明

「安保」と「東アジアの平和」は排他的か、補完的か?「自動延長」される中で、ほとんど「空気」のように常態化した安保。戦後日本の経済発展に寄与したとしても、この安保が東アジアの平和と安定にいかなる意味をもつのかをわれわれは当事者意識なしに、主体的に十分問いかけてこなかった。安保改定から半世紀のいま、総勢40名の執筆者が従来の「肯定論VS否定論」とは異なる地平から問い直す。

目次

1 歴史からみた日米安保
2 日米安保における日本の主体性?
3 東アジアの平和を阻む日米安保?
4 東アジアの安定に寄与する日米安保?
5 外からみた日米安保
6 日米安保の半世紀を振り返る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

29
2010年初出。丹治三夢先生によると、大切なのは、日本が米国に対して民主主義、住民の人権、環境への配慮などの大義名分との関連を明確にさせるほど、米国は日本の拒否を受け入れやすくなる(202頁)。平川克美氏によると、戦争は国家間の紛争解決の手段であり、国家間の紛争とは利害関係そのものの不調によって生じる(263頁)。李鍾元先生によると、問いたいのは、日本も、日米安保を活用し、したたかに日本独自の国益を確保、地域を利己に沿った形でつくる努力をしてきたか(281頁)。2015/09/15

Haruka Fukuhara

0
面白いには面白かったけど…沖縄を琉球と称して日本と別の国だとするような立場の人の発言にまともに向き合ったのは初めてだったので。そういう意味では幅広い意見を取り上げているという意味では公正なのかもしれないけれど、言いっぱなしな感じもしてちょっと消化不良。時代の空気を強く感じさせる内容でもあった。民主党政権下での日米関係の漂流、沖縄での淡い期待と虚しさ、怒りといったものが行間から滲む。2010年刊。2017/01/26

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