内容説明
車いすになっても、何も変わらない。方法を変えれば、何でもできる!―アメリカ留学から、新しい風を起こすまで。
目次
第1章 ボストン大学病院(僕、マーク;ジェリー ほか)
第2章 ウェストン・ハイスクール(佐藤先生の奥様;ミスター・ハリス ほか)
第3章 ボストン・カレッジ(二人のトムとマリエッタ;ドヘルティ教授 ほか)
第4章 そして、今…(イルカと泳ぐ;再び、リッチー・レイモス ほか)
第5章 あっと言う間の十年間(あっと言う間の十年間(一九八五~九五)
初めての水泳大会 ほか)
著者等紹介
山崎泰広[ヤマザキヤスヒロ]
1960年東京生まれ。中学三年生の時に髄膜炎になって留年したのをきっかけに、英語を勉強して77年より米国に留学。79年、留学先の米国で転落事故により脊髄損傷、下半身麻痺となる。85年、ボストン・カレッジ経営学部卒業。食品会社を経て90年に独立、当時遅れていた日本の福祉機器を変えようと、欧米から高性能な車椅子や褥瘡予防クッションを日本に紹介するために、(株)アクセスインターナショナルを設立。93年、褥瘡治療のために入院していた米国の病院で「車椅子シーティング」に出会い、その優れた考え方と技術を日本に紹介するため日本各地でセミナーを開催すると共に、車いすの座り方のコンサルティングを行っている。94年からは、重度障害者がコンピュータを使用するための周辺機器やコミュニケーション機器を日本に紹介。障害者の自立支援のために、様々なコンサルティングとセミナーを全国で展開している。帰国当時からバリアフリーを進める活動と講演を行い、当時は「共用」と呼ばれていたユニバーサルデザインの考え方の普及に努め、リフォームから街づくりまで、様々なコンサルティングを行っている。趣味の水泳では92年のバルセロナ・パラリンピックに出場。100m平泳ぎで6位に入賞。スキューバダイビングでは600本以上の潜水経験を持ち、日本初の車いすのダイブマスターに認定され活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。