内容説明
自由へのたたかいに捧げられた生、超領域の人間学。教育、階層、文学、言語、哲学、科学哲学、美術、写真、法学、政治、人類学、経済、歴史、思想史、メディア、ジェンダー…人文・社会諸科学のあらゆるジャンルを横断した“超領域の人間学”の魅力の全てを俯瞰。
目次
第1部 ブルデュー自身が語るブルデュー(超領域の人間学―アルジェリアから『世界の悲惨』まで;現代フランス思想と私―フーコーからブローデルまで)
第2部 ブルデュー理論の地平―ブルデュー論文選(界とは何か―政治界について;国家とは何か―官僚界の生成と構造;社会学と言語学;知識人とは何か―新たなヨーロッパ啓蒙主義のために;第3部 ブルデューを語る(ブルデューを悼む―弔辞;ブルデューの偉大さを称えて;諸領域へのブルデューの影響)
著者等紹介
ブルデュー,ピエール[ブルデュー,ピエール][Bourdieu,Pierre]
1930年、フランスのダンガン生まれ。高等師範学校を卒業後、哲学の教授資格を取得、リセの教員となるが、1955年、アルジェリア戦争に徴兵される。その後、アルジェ大学助手、パリ大学助手、リール大学助教授を歴任。1964年、社会科学高等研究院の教授に就任、教育・文化社会学センター(現在のヨーロッパ社会学センター)を主宰し、精力的に社会学の共同研究を展開し始める。1981年、コレージュ・ド・フランス教授に就任。以後、フランスを代表する社会学者として独自の方法論・概念を駆使しながら、従来の社会学の枠組を越える学際的研究活動を行う。90年代以降は、反グローバリズムの運動に積極的に関わり、「集団的知識人」としての社会参加を実践する。2001年3月、コレージュ・ド・フランス教授を退任。2002年1月23日、癌のためパリのサン=タントワーヌ病院にて死去
加藤晴久[カトウハルヒサ]
1935年東京都生まれ。東京大学名誉教授。恵泉女学園大学教授。フランス語フランス文学専攻
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