感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
87
絵本。男の子がやまんばに会いたいと、家の財布から3枚のクレジットカードを盗み出して出かける。夜の街で出会ったのはやまんばのような女。▽郵便局のロビーに置いてあり読了。てか?なにwシュール過ぎて笑う。ロビーで笑い出すわけにもいかず苦しかった!ナンセンスパロディ。谷川俊太郎さんなに書いてん。わはは2021/09/15
藤月はな(灯れ松明の火)
37
まさか、谷川俊太郎の絵本作品でキッズケイタイという言葉が出てくるなんて思いもしなかったです。君、明らかにゲームのやり過ぎやで。よく、考えてみれば納得できる真相だけど子供にとってあれほど、肝の冷えることはないだろう。元ネタの『三枚の御札』がハラハラ、痛快なのに対し、こちらはぞぉーぞぞと居心地悪い読後でした。2014/10/23
おはなし会 芽ぶっく
12
冒頭に『三枚のお札』のあらすじが描かれて、本文へ。現代的な三枚のお札のお話は、谷川俊太郎さんならではのアレンジも入っていて読み応えがあります。昔話ありきの絵本なので、子どもよりは大人向きでしょうか。2020/04/12
おはなし会 芽ぶっく
11
3年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】おはなしのたからばこシリーズから選書。グリムやアンデルセン、昔話、落語など。 日本の昔話三枚のおふだをもとにして現代風にアレンジされたおはなし。紙芝居『たべられたやまんば』 https://bookmeter.com/books/1120732 と読み比べする予定が時間なく断念。2021/12/17
遠い日
11
「三枚のおふだ」を現代流+谷川俊太郎流にアレンジすればこんなにブラックな話になるのか。自分の身を救うのは、盗んだカードであるのが皮肉だ。夢か現かといった舞台設定だが、現実の今の世の中はそんなふうだ。ありえないことが起こるのがこの世だ。空恐ろしさ、薄ら寒さを感じて、虚しくなる。2017/07/12