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内容説明
お見合いだということを理解できずに絢子の故郷・伊賀を訪れることになった阿九斗。しかしお見合いの最中、学院に残ったけーなの元に暗殺者の魔の手が迫る。暗殺指令の出所は?突然学院に姿を現した大和望一郎の目的は?そして暗殺指令を知った阿九斗が固めた決意とは?衝撃の展開を見せるラブコメ&バトル第4弾。
著者等紹介
水城正太郎[ミズキショウタロウ]
『東京タブロイド』シリーズ(富士見ミステリー文庫)、『せんすいかん』シリーズ(HJ文庫)。『ホビー・データ』を経て、現在ライター集団『A-TEAM』主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
加賀ますず
4
魔王、覚醒。神と呼ばれるシステムが人々を管理する世界で、人間を解放する為に立ち上がった男を、人は魔王と呼んだ。何が善で何が悪か。所詮は主観に過ぎない価値観を互いに押しつけあい、争いあう人々の姿の救えなさと、その中で結局は自分の信じる道を進むしかないという諦めにも似たアクトの決意が沁みる一巻。序盤の穏やかでにこやかなラブコメ空間から、一気に転落して加速度的にシリアス度と盛り上がりが最高潮に向かっていく構成が印象的だった。ヒロシの力に溺れる小物感…。2020/06/15
山田
2
再読。絢子が不憫すぎました。ヒロシはやっぱり嫌いです。2013/11/12
真林
1
神の信仰によって生まれたシステム(物語)の破壊を決意し、魔王らしくなってきた阿久斗。ヒロインの暗殺という危機にこのような極端な行動をとるのがこのシリーズの特徴かな。想像以上に早くこのようなもう最終回かと思えるような展開が来たので驚きましたが。とはいえ次で一応一区切りっぽいですね。2014/09/02
鑑真@本の虫
1
魔王覚醒編前編。 今回は、兎にも角にも、絢子が不憫でならなかった。 純粋な好意が勘違いの中にまみれてもなお、気丈にある絢子は芯が強いのだな、と感心。 そんな中、力に目覚めた魔王は目的を果たすために「神」の破壊を狙い、望一郎・信者の両方と対決。 優勢を保つが、甚だ極論は否めないため、後編の動きに関心が向くばかりである。 また、けーなの正体がうっすらと分かり、これまた動向がきになるところ。2014/02/12
ピク
1
話の途中で終わっているものを、「上」とも「前」とも明記せず堂々と売っちゃうのがラノベさん.この感じ慣れていかないと./「強さを求める意志は大事だ。けど、弱さを許せない意志ならいらない。犯罪者も卑怯者も、誰にも裁けない。たとえ神にだって。ぼくは、神を殺す」今まで勘違いで魔王とされてきたアクトが、システム(物語)という思考停止の信仰を破壊するため、自らの意志で魔王を目指す巻.社会に心を許さないという意志を持ち続ける人は、いつしか社会から阻害されるためのレッテルを貼られる.それがここでは「魔王」なのだろうなと.2013/07/29
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