出版社内容情報
地域バリューチェーンの概念を使い23の地域でどのように地域活性化に取り組んでいるか実践例を解説。地域活性化へのヒントが満載。
「地域バリューチェーン」は、地域コミットメント(人々と地域の関係性)を基盤とし、地域の重層的リーダーシップをエンジンと捉え、内部力と外部力を新結合させる機能と考える。その上で地域資源、街づくり、商店会の提供サービスを分業といった捉え方ではなく、合業として外部力を取り込んで地域活性化に結び付けていく。
内容説明
地域ビジネスの成功要因は何か。地域価値連鎖(地域バリューチェーン)を用いて、今後の地方創成の調査研究や企業等の地域ビジネス戦略や行政の政策立案に役立つ全国23ケースを解説。
目次
第1部 理論編(地域力とは何か;ゾーニング;地域コミットメントの概念;地域コミットメントの構造;地域価値連鎖(地域バリューチェーン)の概念 ほか)
第2部 ケース編(東川町(北海道上川郡)「写真の町」
釧路市(北海道)「夏だけ移住」
紫波町(岩手県紫波郡)「オガールプロジェクト」
ミガキイチゴ(宮城県亘理郡山元町)「食べる宝石」
鶴岡市(山形県)「食文化創造都市」 ほか)
著者等紹介
板倉宏昭[イタクラヒロアキ]
2000年、東京大学大学院工学研究科博士課程修了、博士号取得。米国マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院修了、経営学修士号取得。2017年より(公立大学法人首都大学東京)産業技術大学院大学(現、東京都立産業技術大学院大学)産業技術研究科教授。この間、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院客員研究員、日本IBM株式会社、(国立大学法人)香川大学大学院地域マネジメント研究科教授、同研究科長、浙江工商大学経営管理学院客員教授、日本学術振興会科学研究費専門委員(経営学)、日本経営システム学会常任理事、横断型基幹科学技術研究団体連合理事、横断型科学技術推進協議会副会長。情報通信学会論文賞、四国産業技術大賞革新技術賞、実践経営学会名東賞、同学術研究奨励賞をそれぞれ受章。専門は経営学
石丸亜矢子[イシマルアヤコ]
2000年、立教大学経済学部経済学科卒業、2018年、産業技術大学院大学創造技術修士課程修了。2000‐2002年、富士通金融システムズ。2002‐2016年、株式会社野村総合研究所に勤務。2017‐2019年、新潟薬科大学応用生命科学部専任助教。現在、接点合同会社代表社員、一般社団法人循環型経済研究所代表理事、東京家政学院大学非常勤講師、東京都立産業技術大学院大学認定登録講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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