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内容説明
社会の役に立つために「コンスタン魔術学院」に編入し、国家一級魔術師を目指す紗伊阿九斗。しかしその初日にとんでもない予言をされてしまう。おかげで委員長の女の子に恨まれる、不思議な力を持つ少女に懐かれる、帝国の監視員である女性型人造人間に見張られるなど散々な学園生活を送ることに…。
著者等紹介
水城正太郎[ミズキショウタロウ]
『東京タブロイド』シリーズ(富士見ミステリー文庫)、『せんすいかん』シリーズ(HJ文庫)。『ホビー・データ』を経て、現在ライター集団『A‐TEAM』主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空箱零士
8
★★★★ 曽我けーなのトリックスター的魅力が爆発している作品。もちろん他のヒロインの魅力値も高いが(ころねタソ〜)、作品の構造上彼女の存在は無視できない。ラノベに限ればトリックスターの模範にしてもいいとさえ思えるほどだ。主人公(紗伊亜)とライバル(服部)の対立を画策する黒幕(不二子)というのが大雑把な粗筋だとして、けーなの言動によってその構造そのものが脱力系の方向にどんでん返される。教科書通りとさえ言える型破りだがキャラ造形は嫌味になっていない。変な話、今巻の真の主人公はけーなだとさえ言えるかもしれない。2015/08/28
加賀ますず
6
魔法を学ぶエリート達が集う学校で将来魔王になることを予言されてしまった少年が、無自覚のうちに魔王として覚醒?していく本格ファンタジーシリーズ第1弾。善を為そうとしながら格好つけの言動や行動から誤解され、やがて本当に魔王のように見えてしまうという、喜劇じみた皮肉な構造が面白い。登場人物達もそれぞれの思惑や背景がカッチリ設定されているので活き活きと紙面で動き回り、読んでいてシンプルに楽しい。2020/06/10
読生
2
表紙に偽りありかもしれない。むしろ逆かも。 プロローグの段階ではクール系かなと思ったらそうでもなかった。 普通に空気読めないタイプってだけなんだな。 まあ、いい意味でラノベ主人公だったとも言える。 それにしても説明下手すぎるだろうと… たくさんのヒロイン候補が出てきますが、多分真ヒロインはヒロシさん。 2023/09/28
ろびん
2
ヒロインは特殊能力系なのかな?自分で言ってるほど主人公は善良じゃないよなあ。2016/11/26
ピク
2
アニメの序盤4話くらいかな.余計な描写はせず、ドタバタの内に終始する.ここだけ読んでも特に感心はしなかったかもだけど、このドタバタのノリを停めることなく凄いスケールにまで達してしまうことを知っていると、この時点でそこまで考えていたのかもしれないと思うとそのエンターテインぷりに感心する.作者の「水城正太郎」ってのは昨年映画オマージュに満ちたオムニバスアニメの快作『戦国コレクション』でもっとも怪気炎を吐いた脚本家「金澤慎太郎」と同一人物らしいですよ.ヒントは「お米」・・・2013/06/19