内容説明
本書は月刊ホビージャパンに2004年10月より19回にわたって連載された「吉田良球体関節人形制作ノート」をベースに、より理解し易くなるように写真ページを増やし補足項目を加えました。球体関節人形の制作にチャレンジする初心者の方にも技法を理解していただけるように解説してあります。
目次
1 基礎
2 造形
3 関節
4 組立
5 塗装
6 髪
7 靴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
72
初心者にも技法が理解できるように基礎から丁寧に解説してくれる、吉田良さんの球体関節人形指南書。ドールを制作するにあたって何より大事な製図・デッサンから触れられているところがとても誠意を感じて嬉しい!私は型紙作りが1番苦手な作業だけれど、基礎無くして完成はあらず!デッサンから復習して、まずはフェチパーツである「手」のモチーフ作りから始めたい。美しい手にレースを纏わせる瞬間を想像するだけで満足しそうになるけれど、何度も吉田良さんのドールを眺めながらコツコツ頑張ろう。2020/04/07
匠
45
きめ細かな点にまで心配りが行き届いた解説本で、初心者から中級者まで幅広くオススメできる「球体関節人形の制作技法書」だと思う。吉田氏の作品グラビアもあり、ファンとしては嬉しい限り。また、ドール制作において必要な素材、材料など手に入るショップリストもついている。技法書を数冊読んでみたが、やはりこの1冊が一番わかりやすく丁寧だし、人形の雰囲気も好み。これって意外に大事なことで、やはり作風そのものが人形の命になるからね。この1冊さえあれば、いろんな球体関節人形が作れるしイメージも湧きやすいと思うので一押しです。2013/05/19
Koning
17
版元だけみるとうっかりそっち系?と思っちゃうのだけれど、ガチでこっち系(どっちよ)。元々が模型雑誌の連載だっただけあって極めて実践的でなるほどとへ〜!を連発してしまった(笑)。途中にある塗装一歩前の写真がまるでグレイのようで不気味なのだが、目が生きてて凄いな、これは。という。ピュグマリオンワナビーな方はとりあえずお読みになるとよろしいかと。この手の人形を見るだけというひとはその製作技法のひとつの方法を知ると鑑賞の幅も広がるかも。とか思ってたら登録する時にコレの続刊に気付いて困る。2014/04/21
Akihiro Nishio
5
読書メーターでレビューを見て気になったので買ってしまった。凄まじい本だった。これを見ながら修練を積めば、確かにできそうと思った。しかし、無垢な美しさにかける情熱(要はロリコン)がなければ、やり遂げることはできないんじゃないかな。そういう意味で、自分には無理そう。2014/07/18
かやは
5
人形って、手作り出来るものなんだ感動した。でも自分には作れそうにない。かなり細かく製作過程が写真付きで載っているけど、難しすぎる。筋肉は骨の構造も考えながら製作しなければならない。これを作れる技術があったら楽しいだろうなあ。もう自分の子供を作る感覚なんじゃないだろうか。巻末の方に完成した人形の写真が乗ってますが、口元や表情の生っぽさが実に色気があります。2014/05/16
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