内容説明
この本では、日常生活に役立ち、和算の普及、発展にも貢献した江戸時代初期に著された『塵劫記』から主に材料を選びました。
目次
よく遊び(目付絵;初製目付字;目付字;まま子立て;ひろいもの ほか)
よく学び(ねずみ算;旅人算;油分け算;円陣;方陣)
著者等紹介
佐藤健一[サトウケンイチ]
1938年満州国新京市生まれ。1962年東京理科大学理学部数学科卒業。明治大学中野八王子中学・高等学校教頭を経て、現在日本数学史学会会長、和算研究所理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
239
『塵劫記』(寛永4=1627年に吉田光由によって著された和算の入門書。江戸期を通じてのベストセラー)に基づいて、和算研究所の監修で佐藤健一氏が、わかりやすく和算を解説したもの。前半は和算を応用した手品めいたものから。当時の資料を掲げつつ、現代への応用も配慮されている。後半は代表的な和算の紹介と解説。よく知られたところでは、「ねずみ算」。正月に、ねずみの父母が子を12匹産んだ。このねずみは、2月になると子もまた子を12匹ずつ産むようになる。このように、子を産み続けると、12月には合計で何匹になるか、⇒2025/11/21
Misa
3
同作者の「和算を楽しむ」で、あまり楽しめなかったので、絵本に手を出してみました。相変わらず解き方は分からないのですが、「継子だて」や「目付絵」はおお!すごいぞ!と遊びとして楽しめました。江戸時代の人たちの感性はすばらしい。2012/01/20
まはもめっさ
2
児童書だし、パズル感覚で楽しめるかと思いきや…メチャクチャ難しいじゃないか!! 当時の遊びがこれほど高度とは思いませんでした。2012/08/19
hazama
2
正方形の絵本ぽい装丁だが、子供向けとは言え侮れない濃さ。ケーキとチョコの全く新しい継子立てに脱帽。2010/08/26




