内容説明
はずかしがりやのくるりんは、すぐに“クルリン”となってしまいます。おともだちがほしいくるりんは、おかあさんと「こんにちは」のれんしゅうをしてもりにでかけますが…。かわいいハリネズミのおはなし。
著者等紹介
とりごえまり[トリゴエマリ]
1965年、石川県金沢市生まれ。金沢美術工芸大学商業デザイン専攻卒業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
86
臆病者ですぐにくるりんと丸まってしまう、ハリネズミのくるりんのお話。外で誰かに会っても、「こんにちは」と言えないので、家でお母さんと「こんにちは」の特訓。特訓後、お母さんは万全の自信を持って送り出すが、くるりんはまだ心の準備ができておらず、ニワトリと会うも「こ、こ、」しか言えないし、キツネと会っても「こん、」しか言えない。クマと会うともうどうしようもなくて気絶してしまう…娘も人見知りで外ではよく固まる。くるりんに親近感を覚えたかな?2015/12/05
Kawai Hideki
76
以前読んだことを忘れていて再読。臆病者のくるりんが、森のみんなと挨拶ができるように、お母さんが行う「挨拶の特訓」が良い。ちゃんと、イスに乗って背の高さを変えて、お面をかぶって知らない人になりきるという、念の入れよう。お面も、タヌキ、オオカミ、ウサギ、クマ、ネコと、様々なものを用意。すごい。最終的には森のみんなとも挨拶ができて、対人関係の課題を克服したと思って緊張が解けたら、ささいな事にびっくりして、またくるりんってなってしまうオチも良い。2016/07/15
りーぶる
24
くるりん、可愛い。くるりん、ってなる所は私の足にしがみついて隠れる娘にちょっと似ている。皆に優しく見守られ、お母さんと一緒に練習した「こんにちは」が言えて良かった♪娘はくるりん、に響きがお気に入りのようで、くるりん、くるりん、言いながら1人ででもページをめくってます。(2歳)2018/07/22
anne@灯れ松明の火
20
遠い方で。やっとシリーズ1に出会えた。ふむふむ。くるりん、こんなスタートだったんだね。はずかしがりやのくるりん。その悩みを克服するため、ママが考えて、一緒にやってくれた特訓。ママ、素敵だなあと思った。ひとりで頑張ったくるりん、えらいぞ! オチもかわいい♪2016/03/09
鈴
19
先に私ひとりで読了。つまんなかったらそのまま返却しようと思ってたけど、良い本だったので息子にも後日読んであげる予定。挨拶って、身構えるとはずかしくなって言えないもんなんだよね。息子も(私も子供のとき)挨拶をしっかり言えない子なので、これで勇気を持てるといいなぁ。くるりんのママの対応も素敵。2013/05/09