内容説明
つねに武将の影にありながら、戦さの実行部隊の最前線にあった雑兵=足軽たち。完璧にして徹底した、その現実を生きる術!こんなおもしろいハウツー本があったのか!?語り継がれ、江戸時代に刊行された古典的名著を現代語訳と独自のイラストで再現。現代の雑兵たるサラリーマン諸氏必見。
目次
鉄砲足軽 小頭(朝日出右衛門)
鉄砲足軽(夕日入右衛門)
弓足軽 小頭(大川深右衛門)
弓足軽(小川浅右衛門)
槍担 小頭(長柄源内左衛門)
持槍担(吉内左衛門)
数槍担(助内左衛門)
旗差馬印持(孫蔵)
馬印持旗差(彦蔵)
持筒(担)(筒平)〔ほか〕
著者等紹介
かもよしひさ[カモヨシヒサ]
1932年、徳島県生まれ。日本大学芸術学部在学中、舞台美術を手掛ける傍ら、役者として映画・舞台に出演。1970年、英文誌『THE EAST』に連載していた風俗画をまとめ、『昭和戯曲三昧』(ノーベル書房刊)を刊行。以降、風俗、歴史関係のカット画を中心に挿画の仕事に従事。77年、『シャーロック・ホームズ全集』(阿部知二訳・かもよしひさ画/パシフィカ刊)。80年、『雑兵物語』を講談社より刊行。1985年、「日本図書設計協会」を設立。協会の中心メンバーとして、デザイナーやイラストレーターの権利活動を行う。1994年、他界。(享年六十二歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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裏庭にゃんこ
3
たまたまネット講座で古文書や古記録の出てくるものを勉強していて、図書館へ行った際に見かけた本。馬に乗って「かかれー!」というお偉いさんではない「雑兵」たちが、事細かく「弓の弦はこれくらい張ったらすぐ切れてしまった」とかそういう事を伝えるために残したものかな?誰々へ、誰々へと文のようになっている部分もあったりして時々くすっと笑いながら読めたりもした。2014/05/16
bishop8856
2
最も下っ端の兵士ための戦場での“ハウツー本”。現代の知識からすると「いや、それ逆に体に悪いでしょ」的な記述もあるが、信長や秀吉のような一番上の視点からは窺い知ることできない足軽たちの苦労や考えを知ることができてなかなか面白い。2014/05/29
花西のりこ
1
語り口調で書かれていて思っていたよりも読みやすかったです。読んでいた時は気づかなかったのですが、語り手の名前がシャレになっていて思わず笑ってしまいました(笑)図もたくさん載っているので資料としてもよかった!(^^)2014/11/01
ミネ
0
味のあるイラストに素朴な感じの口語体で書かれていて、図説も多く読みやすかった。戦場の豆知識的なものを想像してたけど、けっこうショッキングな内容だった。特に葦毛の馬の糞の煮た物。蛆虫療法以来の衝撃。2016/10/04
U-G.Kintoki
0
意外にあっさり読めた。どの分、ちょいとボリューム不足な印象も。巻末の解説などもそれなりには面白かったかな。2012/05/16