出版社内容情報
宗教哲学者として西洋哲学の伝統に立ちつつ、「毎日俳壇」の選者として俳人の感性をもつ著者が、現代の問題を具体的に読み解きながら、浄土真宗の信心による救いの必然性を語っていく。『永遠と今―浄土和讃を読む・上―』の続刊にしてシリーズ最終巻。
大峯 顯[オオミネ アキラ]
著・文・その他
内容説明
宗教哲学者の心と共鳴りする浄土の実在。
目次
『観経』の教え 苦悩の深淵(『観経』における顕と隠;悲劇の発端 ほか)
『阿弥陀経』の教え 真実の根拠(お経の精神;阿弥陀とは何か ほか)
諸経の教え 大乗仏教の至極(無明の大夜;法蔵菩薩の根源 ほか)
現世利益和讃(南無阿弥陀仏は長生きの道;命は無限である ほか)
著者等紹介
大峯顯[オオミネアキラ]
1929(昭和4)年、奈良県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。大阪大学教授、龍谷大学教授、放送大学客員教授、浄土真宗教学研究所所長、教学伝道研究センター顧問を経て、大阪大学名誉教授、毎日俳壇選者。句集『群生海』で、第52回毎日芸術賞、第26回詩歌文学館賞を受賞。奈良県専立寺前住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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