風呂屋の富士山

風呂屋の富士山

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894090514
  • NDC分類 674.3
  • Cコード C0071

内容説明

なぜ銭湯には絵があるのか。“あの絵”は一体、いつからあるのか。誰がどのようにして描いているのか。日本人の生活にどんな影響があるのか。ご町内のポップ・アート、浴場背景画の魅力をあらゆる角度から検証した初めての本。カラー写真多数使用。

目次

浴場背景画の歴史。広告社の出現と歴史。浴場背景画談義。パフォーマンスとしての浴場背景画。浴場背景画ドキュメント。浴場背景画から学ぶこと。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

57
富士山に代表される浴場背景画、だが関西には元からほとんど存在しない。少年マンガによく登場していたが、作者が東京在住なので、画面に取り入れたわけである。初めて本物を見たのは、やはり東京の銭湯。今もあるのかどうか? ふろの改修のときに、久しぶりに銭湯に行ったけど、あの雰囲気は最高だ。銭湯自体がひとつの「時代の文化」なのかもしれないが、なんとか残ってほしいものだと思う。もしも近くにペンキの富士山を描いている銭湯があったら、ぜひ行ってみたいし、もちろん入浴後には、腰に手をあててコーヒー牛乳を瓶で飲みたい!2021/01/24

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1
昔の銭湯は薄暗かった。風呂屋はお湯の汚れをごますことができた。その形式の風呂の禁止令が発令されて、風呂が明るくなり、壁に絵を描く風呂屋があらわれた。最初はキカイ湯だった。ほかの銭湯もあとに続いた。今では絵師は数人しか残っておらず、背景付きの風呂屋は減りつつある。夜中に描く背景画が開店時間に間に合わないと、描いてる途中に客が入浴したりしていたらしい。女湯で描く際に、客の裸を見ないようにしていたら、湯にドボンしたとか、そんな逸話もあった。2019/06/30

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