内容説明
戦後の混乱のうちにできた日本国憲法は万能か？平和ボケした経済大国ニッポンに、いじわる憲法学者がもの申す。この日本「おかしなこと」が多すぎる。
目次
この日本、「おかしなこと」が多すぎる
日本を一歩出れば通用しない議論
後世や他国の人には分からないこと
修繕しにくい日本国憲法
人びとと「国民」
「ことば」の先行
「法秩序」の不思議
法的思考の限界
法と文学、法と宗教
国家の「責務」と「義務」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あああ
2
何十年も昔に亡くなられたある法学者のエッセイ。というか、私の大学の憲法の先生なんだけど、当然私とは面識がない。憲法学者というと何となく左翼の活動家のイメージが強いし、論文や教科書にもそういった傾向のものは度々見るけど、実際はそんな人ばかりじゃない。変に理屈をつけるよりも、これぐらい冷めた目線で世の中見れる人のいうことのほうが案外説得力を持つのかもしれない。2017/12/17
