内容説明
「流通の松下幸之助」とまでいわれるほど評価される伊藤雅俊は、いま何を考えているのか?その発想の原点をたどり、超高収益企業の秘密を解きあかす。
目次
序章 いま、伊藤雅俊はなにを考えているのか(金儲けの嫌いな商人;虚像ではない生身の人間として)
第1章 商人・伊藤雅俊の原点を探る―イトーヨーカ堂創業期(伊藤雅俊の生まれた時代;戦後の荒廃のなかから立ちあがる;兄の死と経営者としての出発)
第2章 スーパーの戦国時代を乗り切った商人の知恵―イトーヨーカ堂発展期(急成長したスーパー業界;出店戦略に見るイトーヨーカ堂の40年代;基礎固めからダイエーの追撃へ;マニュアルの導入と人材の確保;鈴木敏文の入社とセブン‐イレブンの創業)
「モノ」から「人」へ「量」から「質」へ―業務改革期(売れない時代の到来;業務改革の成否を決めた独自の発想;個の感覚―単品管理の思想;信念と誠意で切り拓いた物流改革の道;顧客主義の復権と差別化の推進)
新たなる激動の時代を迎えて―イトーヨーカ堂の現在と未来(津田沼店に見るイトーヨーカ堂の現在;統合と絞り込み―業務改革の新たなる局面;揺れ動く時代のなかで)