内容説明
増加・凶悪化する現代の犯罪現象に対し、刑法の本来の意義である国民の幸福実現・人間の尊厳の擁護を基本に据え、難解な解釈論的記述ではなく国民に分り易い形で刑法の知識を共有する意図の下に編まれた注目の概説書。
目次
第1編 犯罪論(刑法とはなにか;刑法学の使命と犯罪の実質;人間的共存と犯罪の本質;人権と罪刑法定主義;犯罪論の客観主義と主観主義 ほか)
第2編 刑罰論(犯罪克服のための法的手段;刑罰の一般予防の働きと特別予防の働き;人権尊重と適正な刑罰とはなにか;刑法理論における旧派と新派の争い;我が国における新派刑法学と旧派刑法学の争い ほか)
著者等紹介
中村勉[ナカムラツトム]
上智大学法学部卒。東北大学大学院法学研究科修士課程修了。上智大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、帝京大学法学部助教授
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