「葬式に坊主は不要」と釈迦は言った―故人も成仏、遺族も納得の葬式とは

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「葬式に坊主は不要」と釈迦は言った―故人も成仏、遺族も納得の葬式とは

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784893612687
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0036

内容説明

お葬式といえば誰もがすぐに坊さんを思い出す。そのせいか日本では、「葬式仏教」などという言葉が生まれている。つまり、仏教は葬式・法事のためにある、いな、そのためのものでしかないというわけだ。そして、誰もがそのことに対して疑問をいだいている。それなら…ということで、著者は仏教の原典、つまり釈迦の経典までさかのぼって検証してみた。驚くなかれ、そこには…。一般市民の無知につけ込んで暴利をむさぼっていた坊さんも坊さんなら、それを放っておいた私たちも私たちである。そうした歴史も踏まえながら、本書では、これからの時代にふさわしいリーズナブルなお葬式のあり方を説く。

目次

1章 “坊主丸儲け・葬儀屋大儲け”は本当か?(寺を持たなければ生きていけない―だから死にものぐるいでお布施を稼ぐ;なんでもかんでもビジネス化していった僧侶―戒名だって、もともと在家とは無関係;「先祖の霊がたたりますよ」などという言い方で恐怖心をいだかせるのは卑怯に過ぎる ほか)
2章 「お葬式に僧侶は関わるな」というのが釈迦の教えだった(日本の「仏教」は、釈迦の説いた仏教とは大きなへだたりがある;現在日本で広くおこなわれている―お葬式のスタイルの起源は儒教;僧侶が葬儀に関わるようになったのは、仏教伝来以前から儒教の影響を受けていたため ほか)
3章 葬式仏教に堕してしまった歴史的背景を探る(鎌倉新仏教もいつの間にやら、葬送儀礼を推進するようになった背景;寺請制度は寺院・僧侶を、幕藩体制を支える末端の機構に組み入れた;妻帯を公に認めたことが、僧侶の腐敗・堕落に拍車をかけた)
4章 21世紀にふさわしいリーズナブルなお葬式を考える(葬儀・法事・墓という伝統的ビジネスに―風穴を開ける新たな動き;“法外”な料金を取っているのに「法名(=戒名)」とは・これいかに?)
おわりに―“葬儀革命”は宗教革命につながる