出版社内容情報
日本語教師の教室活動のデータをもとにした画期的な教室談話分析の研究書。会話分析やエスノグラフィーの研究を進めている方や日々の授業を分析的に捉えたい日本語教師の方に最適の書である。
内容説明
教室のインターアクションと日本語教師の実践的知識について、具体的な行動が観察できる談話レベルで教師の実践的知識を記述的にまとめた本。教師が日常の教育活動で実践する方法について、その領域と実践のプロセスに関しての見取り図を作成した。
目次
序章
第1章 教室とは何か
第2章 教室談話の構造
第3章 学習者の理解・会話を支えるもの―アクトの教授ストラテジー
第4章 会話管理と学習者の参加―ムーブ、エクスチェンジの教授ストラテジー
第5章 教室活動の構成のしかた―トランザクションの教授ストラテジー
第6章 教師の行動を支えているもの―実践的知識と教授マキシム