内容説明
最新の研究成果をもとに幼児教育史研究の新しい地平を拓く論考集。近世、近代の子育ての世界と幼児教育制度の確立の過程について、多角的な視点から描きだした23編の論考を収録。
目次
第1部 伝統社会の子育てと近代の足音(日本列島の西と東―家と村の子育て;節句にみる子育て―健やかな成長をたくされた雛祭と玩具;歌舞伎役者に育つということ―江戸中期から後期に着目して)
第2部 海を渡る幼稚園―幼稚園の成立とその世界的展開(ドイツの幼児教育施設―託児所から幼児学校そして民衆幼稚園へ;イギリスのフレーベル運動と幼児教育の発展;アメリカにおける幼稚園の普及と展開―小学校教育との関係に着目して;日本における幼稚園教育の成立と展開)
第3部 保育の新潮流―ケアと教育の一体化と内容・方法の刷新(マーガレット・マクミランと保育学校;モンテッソーリ教育の設立と展開;保育所的保育施設の成立と展開―二葉幼稚園・保育園の動向に注目しつつ)
著者等紹介
太田素子[オオタモトコ]
和光大学名誉教授
湯川嘉津美[ユカワカツミ]
上智大学総合人間科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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