出版社内容情報
現代の多様な家庭を支援するための基礎を学ぶ
家庭の姿がますます多様になる現代、保育士には、子育て家庭に最も身近な支援者としての実践が期待されています。本書は、専門職としての家庭観・家族観の養成と、多様なニーズに応えるための基礎知識・技術の習得を目指して構成しました。
本書では養育、保護、休息、生活文化伝承、生命倫理観醸成という家庭分析の視点から子ども家庭支援の意義や目的をひもときます。そのうえで、支援を必要とする家庭が本来もっている力を信じ、引き出していくための考え方や実践方法について学びます。多様な保護者像・家庭像について初学者がイメージできるように、事例を多数取り上げました。対象者を理解し自身の考えを整理するための演習課題も充実。
第1章 子ども家庭支援の意義と役割
1 子ども家庭支援の意義と必要性
2 子ども家庭支援の目的と機能
第2章 子どもの発達と家族
1 子どもの発達
2 子育てを通じた親の発達
3 親の発達の実際
4 親としての役割、子どもとしての役割
第3章 保育士による子ども家庭支援の意義と基本
1 保育の専門性を活かした子ども家庭支援とその意義
2 子どもの育ちの喜びの共有
3 保護者及び地域が有する子育てを自ら実践する力の向上に資する支援
4 保育士に求められる基本的態度―受容的関わり・自己決定の尊重・秘密保持等
5 家庭の状況に応じた支援
6 地域の資源の活用と自治体・関係機関等との連携・協力
第4章 子育て家庭に対する支援の体制
1 子育て家庭の福祉を図るための社会資源
2 子育て支援施策
3 次世代育成支援施策の推進
4 ワークライフバランス、男女共同参画
第5章 多様な支援の展開と関係機関との連携
1 子ども家庭支援の内容と対象
2 保育所等を利用する子どもの家庭への支援
3 地域の子育て家庭への支援
4 要保護児童等及びその家庭に対する支援
5 子ども家庭支援に関する現状と課題
吉田眞理[ヨシダマリ]
著・文・その他
目次
第1章 子ども家庭支援の意義と役割(子ども家庭支援の意義と必要性;子ども家庭支援の目的と機能)
第2章 子どもの発達と家族(子どもの発達;子育てを通じた親の発達 ほか)
第3章 保育士による子ども家庭支援の意義と基本(保育の専門性を活かした子ども家庭支援とその意義;子どもの育ちの喜びの共有 ほか)
第4章 子育て家庭に対する支援の体制(子育て家庭の福祉を図るための社会資源;子育て支援施策 ほか)
第5章 多様な支援の展開と関係機関との連携(子ども家庭支援の内容と対象;保育所等を利用する子どもの家庭への支援 ほか)
著者等紹介
吉田眞理[ヨシダマリ]
小田原短期大学学長。早稲田大学第一文学部社会学科卒業、大正大学大学院人間学研究科博士課程福祉・臨床心理学修了。博士(人間学)、保育士。小田原市を拠点に、地域の子育て支援活動を実践・研究している。市町村における地域に根差した活動、住民の視点を生かした実践と研究を大切にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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