内容説明
その時、名門料亭がゼロと化した。祖母しづが起こし、母のぶが築いた料亭『松乃家』は、阪神淡路大震災で全壊。そして、震災の痛手に体調を崩した母の介護。再びのゼロから店を立上げ、次代に繋げるのが三代目の役割。三代に共通する「なんとかなる」の精神で、振り返れば闘いの日々、想い出の日々。女の力ひとつで、神戸・東京と必死に生き抜き、二度の災害から『松乃家』を甦らせた闘う三代の女たちの痛快物語。
目次
第1章 創業~隆盛期(祖母しづの誕生;花隈町と船成金時代のエピソード ほか)
第2章 三代目登場(初めてのお座敷デビュー;母は宝塚を目指していた ほか)
第3章 神戸青い時代(暖簾の力じゃなく自分の力が知りたい;芸者たち、クリスマスイブに教会で聖歌歌う ほか)
第4章 東京進出(東京から誘致の話;神戸から東京へ ほか)
第5章 再びゼロからの出発(阪神淡路大震災後、思いがけない救いの手;オープン時のトラブル ほか)
著者等紹介
鵜殿洋子[ウドノヨウコ]
フリーライター、エッセイスト。神戸山手女子短大シニア国文科卒。神戸を代表する老舗料亭「松迺家」に生まれ三代目を継承するが、マスコミに興味をもち上京。原宿で若者ファッション文化を長期にわたって取材、新聞、雑誌等にフリーライターとして連載執筆する。同時に、テレビ番組の制作にも携わり、制作番組は一〇〇本を超える。ラジオ番組『ウドノヨーコのざっくりバラエティー』(ラジオ日本)ではパーソナリティとして活躍。原宿から世界へ発信する若者情報マガジン『原宿MIXTURE』の編集長として活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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