内容説明
近年の数多くの研究・調査により、ビタミンDは各器官に働き、健康な生活機能保持のために欠かせない長寿ホルモンといえることがわかった。しかし、日本人はもとより世界的にビタミンD不足に陥っている。本書では、今日明らかになったビタミンDの姿とその多彩な効用、ビタミンD不足をどう解消するか等を記している。
目次
第1章 ビタミンDで健康長寿を!(ビタミンDは「骨や歯を作る」だけではなかった;ビタミンDは「ビタミン」ではなく、「長寿ホルモン」だった!)
第2章 ビタミンD不足はいろいろな病気を招く(高血圧;脳・心血管病;ガン ほか)
第3章 ビタミンDの正しい摂り方(現代人はビタミンD不足;ビタミンDの過剰摂取;日光浴でビタミンDを補充するには ほか)
著者等紹介
斎藤嘉美[サイトウヨシミ]
1932(昭和7)年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。元・東京大学医学部講師、成和会介護老人保健施設「むくげの家」施設長。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ATS
9
★★★ビタミンDについて大まかに知るにはいい本だと思います。惜しむらくは参考資料が分かりにくいことですね。外国人名をカタカナにされると検索できませんし、佐藤博士などと書かれると原典を探すのが困難です。2017/10/08
ぺんちゃん
0
ビタミンDが不足したらどうなるかがよくわかった。もう少し、なぜビタミンDは病気を予防できるか詳しく書いているともっと良かったと思う。2013/08/26
しなもん
0
ビタミンDの働きは長い間カルシウムの吸収や平衡とされていたが、不足すると他の様々な病気を招く。慢性腎不全だとビタミンDの取り過ぎに気をつけないといけないが、それ以外の人は気にしなくてよい。毎日5分程度の日光浴、週に何回か主菜を魚、副菜をキノコにした食事をとるとよい。2021/05/18