内容説明
野原に開店したばかりのみづきのレストラン。そこへあらわれた一匹のキツネ、ヒナタ。「野原のかおりをきたいして来たんだ」やがて野原のかおりの意味に気づいたみづきは、次々に新しい料理を作るようになりますが…。
著者等紹介
計良ふき子[ケラフキコ]
新潟県佐渡島生まれ。日本児童文学者協会会員。日本児童文芸家協会会員。都内の小学校で図工を教えている
ゆーちみえこ[ユーチミエコ]
東京生まれ。早稲田大学卒業後に児童書の仕事を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
45
村のはずれの広い野原に開いたレストラン。でもお客さんがなかなか来ません。そんなある日、キツネがやってきて……。設定も文章も茂市久美子さんの作品を思わせます。ラストはそうきたか。2025/01/16
chiaki
31
食欲の秋にぴーーったり!独立して自分のレストランを開業したみづき。料理は美味しいはずなのに何故かお客さんがなかなか付かなくて…。ある日やって来た不思議なお客さんの一言がみづきコックを変えます!ニンニクの効いたタンポポの葉とカリカリベーコンのパスタ♡よもぎの香りがふんわりするパンケーキ、くわの実ジャムに、くわの実パイ♡あ〰️、お腹が減っていけません。あ!と驚くような最後も、沁み渡るシチューのようにとてもほっこり優しい気持ちにしてくれる。2020/09/19
しげ
5
閑古鳥が鳴くレストランに動物がやってきて、その動物のアドバイスに従って料理をしたところ、レストランは大繁盛…というお話って、なぜかものすごく多いような気がします。このお話はちょっとミステリアスで意外なラストがすてきでした。たんぽぽになって野原で咲いているような気持ちになれるたんぽぽコーヒー、飲んでみたいです。2013/03/08
kira
2
茂市さん風。キツネがあの年齢の男の人ってのは気に入らなかった(笑)2017/11/17
いよの缶詰め
1
茂市さん二世。読んでいく内に、登場する料理達が「ほらほら~、お腹空いてきたでしょ?」と煽ってくる。ちょっと、地味に飯テロしないでくれるかな!?お腹空いちゃうじゃない!ヒナタ、お主雄ギツネだったのか…。止めなさい飯テロ!2020/01/23