内容説明
パピーウォーカーとは、盲導犬を育てる家庭のことです。アンナと、しずきの十ヶ月―。その月日は、なんと素晴しい時間だったことでしょう。アンナが、成長していくすがたは、しずきにとっておどろきでした。そして別れの日がきます。でもそれは、アンナとしずきの「新しい出発の日」でした。
著者等紹介
山口理[ヤマグチサトシ]
1953年東京生まれ。日本児童文学者協会会員。日本ペンクラブ会員。「木登り半ぞう」で第47回コスモス文学賞新人賞受賞
福田岩緒[フクダイワオ]
1950年岡山県生まれ
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感想・レビュー
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chiaki
27
パピーウォーカーとなったしずきたち家族と盲導犬として生まれたアンナとの10カ月を描いた物語。内気な性格のために学校に通うのも億劫だったしずきだが、失敗を乗り越え難しいことをどんどん覚えていくアンナの姿に勇気を与えられ強くたくましく成長していく。でもやがて来る約束の日。最後は分かっているけど、胸がいっぱいに。とても読みやすいので低学年から。主に盲導犬を学ぶ3年生におすすめ。2019/12/22
miyat
0
私は 犬のアンナがしずきの手をなめたところが好きでした。 でも最後にお別れをするところのしすきのきもちは、心から涙が出そうになった。あんなはとてもかなしそうだった。2015/09/13