内容説明
これまでのジョーシキをくつがえす忍者のほんとうの姿を忍者集団「黒党」の頭領が大公開。子どもから大人まで楽しめる忍者の決定版。
目次
忍者ってなに?(忍者はスパイだった!?;忍者のはじまり;秘密がいっぱい ほか)
忍者の知恵(忍び装束の秘密;旅支度ともち物;あやしまれない武器 ほか)
忍びの術(変装する;なりきる忍術;密書をとどける ほか)
時代のなかの忍者(忍者のルーツ;古代から中世へ;戦国時代 ほか)
著者等紹介
黒井宏光[クロイヒロミツ]
1960年、奈良県生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業後、時代劇の殺陣師に弟子入りした。その後、甲賀流伴党12代目宗家に弟子入りし、忍術を学んだ。1984年、イベント団体「伊賀流忍者集団・黒党」を結成、主宰者となる。現在は全国各地で伊賀流忍者ショー、忍者教室を開催。伊賀流忍術復興保存会会長、伊賀流忍者博物館監修委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
65
図書館本:「最後の忍者」に弟子入りし、自らも伊賀流忍術復興保存会会長を務める著者が、忍者について解りやすく解説した本。歴史の中に確かに存在したものの、職業の知名度の割には、その実態が明らかではない忍者について、伝聞や誇張交じりの「お話」ではなく、実際の役割、知恵、術、歴史等を知ることが出来る。その活動は意外と地味。決して超人などではなく、厳しい修行で培われた精神力と体術により、地道に任務を遂行してきた、影の存在だと言うことが解る。読みやすい文章と、楽しいイラストが嬉しい作品だった。2013/12/18
魚京童!
20
戦国時代のイメージだけど、志能便が聖徳太子の時代にはいたらしい。情報がいつの時代でも持ってるものが勝つのだから、そりゃ、そうだよねって感じだよね。変装するってところに出てくるヒトたちが明らかに社会からあぶれているヒトで、変装なのだろうかって思うよね。そりゃー町から町へ移動するには理由がいるもんね。仕事としての忍者ではなく、忍者もやってるというか兼業農家なんじゃないの。忍者マップに奈良県が載っていない。役行者がとか、南朝時代にはとか書いてるに、この本に載っていないということは、きっとそういうことなんだろう。2024/06/11
アリーマ
9
子供向け。簡単な歴史と、あとはネタがいくつか拾えたからよし。2023/06/10
本読みじいさん
9
情熱大陸で長谷川義文さんを見て、図書館で検索し借りてみた。中身をみないで借りたのだが忍者のことが細かく長谷川さんのイラストと共に書かれていておとなでもおもろいと見れました。2011/07/15
まみ
7
忍者ブームの長男に。4歳児が読むには難しいけれど、一緒に絵を見ながら解説しました。歩き方のところの「深草兎歩」というのがすごい。足音をたてないように手の上に足をのせて歩くそうだ。ほんとにこんなことしてたんだろうか・・・アクロバットだ。2009/12/13
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