昼、介護職。夜、デリヘル嬢。

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昼、介護職。夜、デリヘル嬢。

  • 家田 荘子【著】
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  • ブックマン社(2016/06発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784893088598
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

社会問題:介護離職。介護職に身を置きながら風俗嬢としの顔を持つ多くの女性達に、家田荘子が三年の時間を掛け綴った生と性の記録。

家田荘子[イエダショウコ]

内容説明

介護職だけじゃ、食べていけない。風俗嬢だけじゃ、何かが壊れる。秘密のダブルワークで、理不尽なこの国を生き抜く頑張り屋の女性たち!僧侶であり作家、家田荘子の新境地。日本の貧困と煩悩を炙り出す。

目次

“カサブランカ・グループ”長谷川華氏に訊く
「デリヘルのお客さんより、施設のお爺さんの方がエロいんです」
「独居の男性、佐藤さんの性欲」
「女性は、思考が蜂の巣の中のように、あっち行ったり、こっち行ったりできるから、一つのモノを見て百のことを考えられる」
「オムツ交換をしているときに、手は私のお尻を触っていました。でも本当はお尻じゃなくて、人のぬくもりを求めていたんです」
「リハビリの仕事と風俗って、接し方は一緒やと思います。でも、性欲って言葉自体が、施設では存在しないのです」
「お世話をさせてもらっている」―介護老人保健施設の一日
「母親に“お金ちょうだい”と言われるから、なおさら稼がなきゃ」―外国人介護福祉士、ユウの秘密
「介護をするようになってからは、優しさを覚えた。それまでは私、本当に仕事とお金だけだったのに」
「夫には多分、バレない。絶対にバレない。罪悪感?…ありますよ」
「風俗って、お客さんの視線や会話から、私に対して何を求めているんだろうって気づかないと、いい接客ができない。介護も一緒です」

著者等紹介

家田荘子[イエダショウコ]
作家・高野山真言宗僧侶(高野山本山布教師・大僧都)。日本大学芸術学部放送学科卒業、高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど十以上の職歴を経て作家になる。1991年、『私を抱いてそしてキスして―エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受け、僧侶に。住職の資格を持つ。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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