終わりなき危機―日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書

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終わりなき危機―日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784893088390
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0098

目次

もっとも安全なエネルギー政策は原発をなくすこと(菅直人)
汚染された世界に生きる(小出裕章)
驚くに値しないさらなる驚き(デイヴィッド・ロックバウム)
国会事故調査委員会の調査結果(崎山比早子)
放射性セシウムに汚染された日本(スティーヴン・スター)
世界は福島の事故から何を学んだか?(松村昭雄)
電離放射線の生物系に及ぼす影響について(デイヴィッド・ブレンナー)
福島における初期の健康への影響(イアン・フェアリー)
チェルノブイリと福島における生物学的影響(ティモシー・ムソー)
WHOとIAEA、ICRPがついた嘘(アレクセイ・V・ヤブロコフ)
ウクライナ、リウネ州における先天性奇形(ウラジミール・ヴェルテレッキー)
いつ何を知ったのか(アーノルド・ガンダーセン)
使用済み核燃料プールと放射性廃棄物の管理(ロバート・アルバレス)
日本とアメリカにおける七〇年間の放射能による危険性(ケヴィン・キャンプス)
福島の事故後の食品監視(シンディ・フォルカース)
原子力時代におけるジェンダー問題(メアリー・オルソン)
原子力施設から放出される放射線についての疫学調査(スティーヴン・ウィング)
低レベル電離放射線の被曝によるがんの危険性(ハーバート・エイブラムス)
原子力発電の台頭と衰退(デイヴィッド・フリーマン)
原子力時代とこれからの世代(ヘレン・カルディコット)

著者等紹介

カルディコット,ヘレン[カルディコット,ヘレン] [Caldicott,Helen]
医学博士。オーストラリア出身。オーストラリアとアメリカの医学界に貢献し、またその間、ハーバード大学の医学部において、遺伝的嚢胞性線維症の治療、さらには、ハーバード大学医学部教員として小児科をめざす医学生の育成にあたる。レーガン大統領時代の1980年グローバル予防医学の臨床実践へと専門を移す。また、「医学的見知から、原子力発電並びに核戦争がもたらす人体への影響」について、人々の認識を向上させることを主たる目的として、医師としての社会的責任を追及するための組織(総称PSR)を設立する

河村めぐみ[カワムラメグミ]
日本で大学を卒業後、アメリカに留学。ミシガン大学心理学部大学院卒業。帰国後、外資系企業に勤務しながら、フィクション、実用書など、幅広く翻訳・編集業務に携わる。現在は翻訳に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

416
福島原発の大惨事から間もなく10年が経過しようとしている。被害にあった人、今もその危険にさらされている人の数は膨大である。この事故を引き起こしたきっかけこそは地震とそれに伴う津波であったが、本質においては人災に他ならない。まずは、この原子力発電所を設計したGE、建設したEBASCO。原子炉は技術的な欠陥が指摘されているマークⅠ型である。当初の設計では35mの高さであったが、これを10mに引き下げるなど、数々の楽観的で致命的なミスが複数あった。時の政府、そしてその後の政府にも重大な責任があるはずだ。⇒2021/01/15

kinkin

88
2013年にニューヨーク医学アカデミーで開催された福島の医学的・生態的影響についてのシンポジウムで発表されたデータと研究結果をまとめたもの。世界有数の科学者、疫学者、物理学者、医師によって書かれていた。フクシマの事故からもうすぐ8年になろうとしているが事態は一向によい方向に向かっていないどころか放射能は出続けている。本書を読むとこの静かな汚染のひどさがよく分かってくる。北朝鮮の核開発も問題だ。しかしわたしたちの国がどんどん核で汚染されていることを忘れてはならない。目をつむってはならない。図書館本2017/12/16

クリママ

59
「福島の災害は終わっていないし、今後数千年たっても収束することはない。」「福島第一原発の1・2・3号機から空気中に排出されたセシウム137の量は、…広島の原爆の168倍とされている。」「放射線には安全なレベルなどない、セシウム134とセシウム137は我々が作り出した自然界には存在しない物質である」本書は、主に放射能の専門家の寄稿による20章で構成される。放射能の怖ろしさに身がすくむとともに、やはりそうなのかとも思う。「保管場所を準備するより先に廃棄物を出すのは本末転倒である。」のに、プルサーマル計画の⇒ 2021/02/25

きみたけ

50
珍しく嫁さんがチョイスした本。ニューヨーク医学アカデミーでのシンポジウムをもとに書籍化、「福島における初期の健康への影響」など、世界有数の科学者・物理学者・医師らによる福島に関する最新のデータと研究結果をまとめた一冊。海外から見て、予期できたこと起こるべくして起きた事故なんだと改めて思いました。やはり危機管理意識が不十分なんですよね。。 印象的だったのは「平易な言葉で伝えるべきは、自分たちの裏庭に30年分の使用済み核燃料や放射性廃棄物が積み上げられていて、安全に保管する場所を誰も知らない」状態が今の日本。2021/08/13

AICHAN

39
図書館本。「本州面積の13%がセシウム137に汚染」「汚染された土地に今なお多くの日本人が生活している」「“除染”など不可能」「日本政府は避難させるのではなく被曝許容量を年間1ミリシーベルトから20ミリシーベルトへと20倍に引き上げる」「年間20ミリシーベルトは1年間で胸部X線をおよそ千回浴びる量」「水を沸騰させその蒸気で電気を発生させるために毎年何千トンもの核の毒物を作り出すこのアイデアは失敗」「大惨事が目前に迫っているのにそのことを人々が理解するために、幾万もの子供たちを犠牲にしなければならない」2017/12/31

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