内容説明
豊富な天然資源の確保と安全保障における主導権をめぐり、南太平洋で急激に覇権を拡大しつつある国、中国。近い将来、必ずや日本の「生命線」となるこの地域で、我々はこの「脅威」に、どう立ち向かうべきなのか―。
目次
第1章 いま、南太平洋で何が起こっているのか
第2章 謀略渦巻く「豪中戦争」
第3章 ニューギニアの日本兵
第4章 遠くて近い「親日国」パプアニューギニア
第5章 「南太平洋の管理者」オーストラリア
第6章 迫り来る南太平洋での覇権争い
第7章 海洋国家・日本の復活
著者等紹介
丸谷元人[マルタニハジメ]
1974年生まれ。オーストラリア国立大学卒業。同大学院修士課程中退。オーストラリア国立戦争記念館の通訳翻訳者を皮切りに、長年、通訳翻訳業務に従事。この間、パプアニューギニアでいくつかの現地企業を設立。また、コーディネーターとして海外大手テレビ局の番組制作にも参加した。2004年には、ニューギニア戦に関するドキュメンタリー番組『Beyond Kokoda』を共同制作。同作品はその内容を高く評価され、2009年度のドキュメンタリー部門で最優秀作品賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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