出版社内容情報
日本の盲導犬第一号チャンピイを誕生させた塩屋賢一は、その後も視覚障害者の自立をめざして九百頭以上の盲導犬を育ててきた。犬とともに歩んできた、塩屋賢一の半生をたどる。
内容説明
「失明したむすこのために、盲導犬を育ててほしい。」一九五六年の冬、塩屋賢一はこんな依頼を受けた。日本で盲導犬を育てた人は、まだだれもいない。参考になる資料もみつからない。手さぐりではじめた訓練がようやく終わったのは、一年以上ものちのことだった。日本の盲導犬第1号チャンピイを誕生させ、その後、視覚障害者の自立をめざして九百頭以上の盲導犬を育てた塩屋賢一の半生をたどる。小学中級から。
目次
三十九年めの記念日
この犬が光をあたえた(犬のすきな少年;アスター、チャンピオンになる ほか)
盲導犬第一号の誕生(チャンピイとのであい;「切手を買ってきてください。」 ほか)
多くの人にささえられて(「飼育奉仕」のはじまり;しかることと、おこること ほか)
育てあげた九百頭のアイメイトたち(ついにザ・シーイング・アイへ;犬に助けられた人生 ほか)
読んでくださってありがとう―あなたへ、そしてお父さん、お母さんへ
著者等紹介
竹内恒之[タケウチツネユキ]
1942年東京生まれ。早稲田大学第一商学部卒業後、毎日新聞社に入社。社会部、「点字毎日」編集長などを経て、現在、東京ヘレン・ケラー協会勤務。日本児童文学者協会会員
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