内容説明
大腿骨骨肉腫で13歳の命を閉じた瞳ちゃんのメッセージ、それは「いま生きていることの喜びと命の大切さ」。小学校中学年以上向き。
目次
ちっちゃなお母さん
カモシカみたいな足
お母さんのやくそく
わたしが、がんでよかった
ちいさな絵かきさん
〇・一パーセントの希望
天使のノック
いのちのハードル
ふくらんだつぼみ
嵐のなかの祈り
ママ、泣かないで
みず色の空にハナミズキ
いのちの作文
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舞
53
泣ける😭 大腿骨の癌になった小学生の彼女。 どうしてそんなにポジティブなの?! “私がガンでよかった。ママがガンじゃなくてよかった。ママがガンになったら辛くて生きていけなくなってしまう” 小学生の頃からのお気に入りの本です。何度も読み返しています。2019/06/30
J_L_B_459
4
学童向けに書かれた体裁だが、内容は大人向けでもある。患肢切断回避の決断とそれを支持した母親、その問いかけるものの重さに言葉を失う。2010/02/17
エイミー
3
笑顔がステキな瞳ちゃん、なんて心が純粋で芯の強いキラキラと輝いた人なんでしょう。 懸命に生きる姿、親の立場から読み涙が溢れました。 私はあなたにありがとうと言いたい。2014/12/30
Koji Yamamoto
2
先日この猿渡瞳さんのいのちの作文をクラスで紹介させて頂いた。瞳さんはなんと素敵な笑顔をしているんだろう。私たち人間はいつどうなるかわからない。瞳さんをはじめ亡くなった人たちの分まで精一杯生きねば。2016/02/28
タカユキ
0
現実の話なので、どんな小説よりも、深く身に迫ると思ういます。亡くなる数ヶ月前に描かれた作文は、 「生きて行く上でいちばん大切なこと」を伝えてくれています。 大勢の前で発表する前に「先生、大丈夫です。私はこの大会で賞をとるために来たんじゃないんです。私は伝えたいことがあるからです」と言われたそうです。 図書館にあると思います、悲しさはありますが優しさが心に残りますので、ぜひ探して見て下さい。