保険業界戦後70年史 - 生保と損保-成長と激動の軌跡

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保険業界戦後70年史 - 生保と損保-成長と激動の軌跡

  • 九條守
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  • 保険毎日新聞社(2018/07発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 351p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784892932922
  • NDC分類 339.21
  • Cコード C3033

出版社内容情報

戦後復興以降の成長の時代から、バブル崩壊・業界再編・自由化の激動の時代に至る今日までの生損保業界戦後70年の歴史を跡づける。日本経済の戦後の歩みをたどるとき、およそ戦争直後からの50年間の「成長の時代」とそれ以降から現在に至るまでの20年間余の「激動の時代」とにまとめることができ、保険業界の戦後の変遷もこれとパラレルに捉えられる。本書は、保険業界における戦後70年間の歩みを振り返ることを目的に、内容を「成長の時代」(第1章)、「「激動の時代」の到来」(第2章)、「これからの保険業界」(第3章)の3つのカテゴリーに分け生保と損保の成長と激動の軌跡を時系列に沿って跡づけたものである。
第1章は、戦後からバブル期までの「成長の時代」における50年間(1945年?1990年代中盤)を解説する。戦中から戦後にかけての生損保会社の再建や再編及び新会社の設立と、経営の安定化を最優先に護送船団方式とよばれる行政指導のもと50年間にわたり続いた「成長の時代」における生損保20社体制、経済成長・社会構造の変化に対応して競うように開発発売される保険商品の数々、「募取法」制定による保険契約者の利益保護と保険事業の健全化のための施策など、当代の保険業界の動向について詳しく解説する。
第2章は、1990年代中盤にこれまでの日本経済の安定成長は終焉を迎え、それ以降における国内外の経済・金融環境の大きな変化に直面して「激動の時代」に突入した保険業界の動きを綴る。貿易摩擦による日米構造協議の結果としてもたらされた保険商品や保険料率の自由化、世界的な金融制度改革の流れのなかでの銀行再編、さらにはバブル崩壊後の円高・金利低下の状況下での運用の失敗などが複合的に絡み合って展開する保険各社の破綻・合併・統合という激しい動き、また、保険仲立人(ブローカー)制度の導入や銀行窓販の全面解禁、保険ショップや保険比較サイト等の保険販売チャネルの多様化、行政当局における契約者保護に向けての施策など、今日に続く保険業界の激動の20年を、保険各社の当時の情況や思惑などもリアルに織り込んで振り返る。なお、本文随所に「保険毎日新聞」の一面記事をそのまま掲載してあり、臨場感をもって時々の様子をつかむことができる。
第3章は、「これからの保険業界?質的能力向上への時代へ」と題して、激動の流れの中、保険販売の多様化が進み、一方で、保険法や保険業法が改正されて募集のあり方についてコンプライアンスの厳格な対応が求められるなど管理・監督の一層の強化が図られ、厳しい時代を迎えることとなった保険募集人・保険代理店の現状と質的向上への今後の取組み、生損保再編第二幕の経緯とその結末、生損保会社の海外進出と展開などについて、現状と今後を見据えながら概観する。
このように、本書は、一般の読者にとっては戦後における保険業界を軸とした日本経済の通史として読むことができ、保険関係者にとっては来し方から示唆するものを汲み取りこれからの新たな局面を見通すための一冊となっている。
なお本書の末尾には、70年間の保険業界に関わる出来事を「年表」にまとめ掲載している。

第1章   「成長の時代」? 戦後からバブル期までの歩み
第1節 戦後体制の構築                             
1.甚大な戦争被害                               
2.独占禁止法公布と料率算定会の設立
3.保険募集の取締りに関する法律の整備  
4.保険会社の再建 
5.生損保「20社体制」  
6.「護送船団方式」の時代  
第2節 損害保険業界の「成長の時代」                      
1.復興期の終盤における質的な改善  
2.高度経済成長の時代から自由化を迎えるまで  
第3節 生命保険業界の「成長の時代」                   
1.生命保険の募集形態  
2.生保商品の変遷  
3.外資系保険会社の上陸  
第2章  「激動の時代」の到来 ― バブル崩壊と自由化による破綻・合併の時代へ
第1節 日米構造協議がもたらした保険業界の自由化               
1.日米構造協議・日米包括経済協議  
2.日米保険協議 
第2節 自由化の矢先に起きた独占禁止法違反事件               
1.日本機械保険連盟による独占禁止法違反の内容  
2.日本機械保険連盟の設立経緯  
3.排除勧告と課徴金納付命令  
第3節 日本版「金融ビッグバン」                      
1. 生損保相互乗り入れ  
2. 損保料率の自由化  
3.競争の時代への突入(コンバインド・レシオの重視)  
4.損害保険代理店での投資信託の販売  
5.代理・代行業務の解禁
6.保険の銀行窓販の開始  
第4節 生保破綻のはじまり                         
1.戦後初、生命保険会社の破綻  
2.続出する中堅生命保険会社の破綻  
3.破綻を免れた中堅生命保険会社 
第5節 損保業界の第一次再編                         
1.メガバンク再編  
2.中小損保の経営危機  
3.合併・統合ラッシュ  
第3章  これからの保険業界 ? 質的能力向上の時代へ 
第1節 販売チャネルの多様化                         
1.旧来型販売チャネルの衰退 
2.損保代理店の試練  
3.新しい販売チャネル  
第2節 海外進出                               
1.損害保険会社の海外進出  
2.生命保険会社の海外進出  
第3節 厳格なコンプライアンスへの対応                    
1.金融庁検査の変化  
2.保険金不払い問題  
3.火災保険の構造級別判定誤り問題  
4.「保険商品の販売勧誘に関するあり方検討チーム」の検討  
5.約款文言の改正  
6.「契約概要」「注意喚起情報」の導入   
7.「意向確認書面」の導入   
8.比較販売を行う場合の禁止事項の明確化  
9.金融商品取引法の制定  
10.100年ぶりの保険法の改正   
11. 保険代理店への直接入検  
12. 委託型募集人問題  
第4節 新たな保険会社                            
1.少額短期保険の誕生  
2.かんぽ生命保険の誕生  
3.ネット生保の誕生とその成長性  
第5節 生損保再編の第二幕                          
1.生保の合併・破綻  
2.損保業界の第二次再編 - 三メガ損保時代へ  
第6節 生損保相互参入の結末                         
第7節 保険募集人の試練の時代                        
1.保険業法改正  
2.これからの保険募集人のあり方  
「あとがき」  
●保険業界 年表 

九條 守[クジョウ マモル]
著・文・その他

感想・レビュー

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kaz

1
タイトルどおり、生保・損保それぞれの業界をめぐる社会・経済環境や規制の変化、それに対応する各社の動向等を概観。歴史を再確認するという点では非常に興味深いが、個々のファクトについては誤りと思われる部分も散見される。著者は、元大手損保会社のMOF担等を経験していたとのことで、生保よりは損保に関する記述の方が詳細。おそらく正確さも損保関係の方が上だろうと思われる。 2018/09/23

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