内容説明
幼少の時分から姉・乙女の特訓を受けていた龍馬は、日根野道場に通い、めきめきと腕を上げていた。一方、才谷屋の先代は、河田小龍の才能を高く評価し、彼を龍馬の学問の指南役につけた。小龍は師・吉田東洋から得たさまざまな知識を龍馬に伝えた。アメリカから土佐の漁師が三人、琉球に戻ってきたという。「鎖国は間違っている」―龍馬は、その想いを師にぶつけ、自ら江戸に出る決意を固めるが…。坂本龍馬を、土佐出身の著者が魂をこめて描く新「龍馬伝」。
著者等紹介
山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年2月18日、高知県高知市に生まれる。66年、都立世田谷工業高等学校電子科卒業。「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を、『あかね空』で第126回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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