感想・レビュー
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紫
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宮本武蔵播磨生国説の立場で書かれた検証本であります。刊行当時（2001年）の新発見の史料だった『宮本玄信伝』にもとづいて武蔵の生涯を論じるというのが基本的な内容ですが、はて、この文献の信憑性はどんなものなのでしょうか？ 成立時期も定かでなく、『二天記』の原史料というより、『二天記』を宮本伊織家の立場で再編集したもののように思えるのですが…。一番期待したのは宮本伊織と小原玄昌の伝記でしたが、どちらも内容は短く、この点では期待外れ。巻末には『宮本三家系図』『小笠原忠真公年譜』『宮本玄信伝』を掲載。星3つ。2018/09/16
