内容説明
スパイスとお酒の効いたドイツのケーキ、ラマダン明けに食べる中東の揚げ菓子、黄金色をしたポルトガルのタルト、目にも鮮やかなインドの伝統菓子…。お菓子の歴史や文化的背景も紹介した、家にいながら旅心を満たせる一冊。
目次
第1章 ヨーロッパのおやつ(ドースイスピーガ―ポルトガル;ナタ・デ・クリスチアノ―ポルトガル ほか)
第2章 北南米のおやつ(カイルズ・グッド・ファインズ―アメリカ;カフェハバナトウキョウ―アメリカ ほか)
第3章 中東のおやつ(エンリケマルエコス―モロッコ;mocha coffee―中東 ほか)
第4章 アジアのおやつ(台湾茶藝館月和茶―台湾;香港贊記茶餐廳吉祥寺店―香港 ほか)
著者等紹介
岸田麻矢[キシダマヤ]
東京生まれ。出版社勤務を経て、書籍やウェブサイトの編集・翻訳のかたわら、マッチ箱工作や切手蒐集、洋書レビューを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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buchipanda3
104
ヨーロッパから北南米、中東、そしてアジアと世界中の郷土菓子を紹介した本。さらにその国に行かなくても日本(東京)で味わえるお店の情報も合わせて掲載されている。思わず舌を噛みそうな名前の美味しそうなお菓子の数々。ポルトガルのたまごプリン、ベラルーシの揚げドーナツ、台湾の豆花などなど。色とりどりの大きめな写真をその味や食感を想像しながら眺めた。アジアは日本のぜんざいやお団子みたいでやはり地域で似るのだなあと。中東の焼き菓子は確かに珈琲に合いそう。バスクチーズケーキは濃厚で現地では塩をふって酒のあてにするらしい。2020/11/27
なるみ(旧Narumi)
37
本屋さんで見かけて読みたくなり、図書館で借りた一冊。都内にあるヨーロッパ、北南米、中東、アジアのお菓子を作っているお店が紹介されていました。写真がとにかく素敵で、どのお店にも行ってみたくなりました。2021/01/21
たまきら
31
ん?異国?不思議な気持ちで借りてきて、うっとり。洋菓子って普及しているのに、たしかにもともと関係が深かったはずのポルトガルのお菓子とか確かに異国情緒たっぷりです。神田にポルトガルのお菓子屋さんがあると知りびっくり。よく行く街なのに…。今度ぜひ行ってみよう。シチリアのお菓子はアメリカでよく食べたのであまり異国感ナシ。ハルヴァはよだれが…。2021/04/12
ごへいもち
28
美味しそうだけど今は買いに行けない。ポストコロナまで閉店せずに残っているかなぁ。お菓子の細かい説明もなんだか楽しめる文章でした。読友さんのご紹介本。(以前時々買っていたお店の消息がわかった、地価の高いところに引っ越したんだね、おめでとう🎉)2021/01/28
山猫
19
はるきさんから。東京にいながらにして、世界のおやつを楽しむための本。「今はこんなものまで食べられるのか」という驚きに満ちていた。トルコのドラマの台詞にやたらと登場していたロクムが見られて満足。巻末の林氏のインタビューはなくてもよかったと思う。蓮蓉包、シュネーバル、エスターハーツィーシュニッテン、クロイツカムトルテ、ドボシュトルタやブリガデイロが食べられるところないかしらん?2021/03/13