目次
1章 身体疾患患者にみられる精神的諸問題への対応(不安の強い患者―「1人でいるのが不安」と連日のように訴える患者への対応事例;抑うつ状態が疑われる患者―「気分の落ち込み」がみられる患者への対応事例 ほか)
2章 精神疾患を疑われる、または既往のある患者への対応(対人関係に問題のある患者―攻撃的な言動の多い患者への対応事例;自殺企図の経験がある患者―がん転移を知り自暴的になった患者への対応事例 ほか)
3章 家族への対応に迷う事例(平常心を保てなくなった家族―予後不良の夫との接し方に戸惑う妻への対応事例;同じ質問を繰り返す家族―なかなか本心を語らない弟への対応事例 ほか)
4章 ナースの感情をめぐる課題(「患者の死」という対象喪失体験(患者との死別による悲嘆反応が続くナースへの対応事例;患者の自殺に衝撃を受けたナースへの対応事例)
感情的にうまくかかわれない患者(疾患に対する先入観が対応を難しくさせた事例;患者からの好意が対応困難を招いた事例))
附章 ナース自身のメンタルヘルス対策(「振り返り」でこころの疲弊に気づく―気分の落ち込みが続く2年目ナースとの個別面接事例;「ピアサポート」でチームの活性化を図る―看護チームにサポートミーティングを活用した事例)
著者等紹介
平井元子[ヒライモトコ]
社会保険中央総合病院/精神看護専門看護師。三重大学医学部附属看護学校を卒業後、同附属病院外科病棟で5年間、聖隷三方原病院ホスピス病棟で3年間勤務。椙山女学園大学人間関係学部人間関係学科(心理学専攻)で学び、2000年3月兵庫県立看護大学大学院修士課程修了。同年4月より三重大学医学部附属病院にてリエゾンナースとして活動を開始する。2003年11月精神看護専門看護師の認定を受ける。2007年より慶應義塾大学看護医療学部助教を経て、2012年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 入門コミュニケーション論