目次
第1章 輝かしき朝―一五三三‐五九年
第2章 近づく嵐―一五五九‐六五年
第3章 悲劇への序曲―一五六五‐六七年
第4章 長い夜―一五六七‐七二年
第5章 救いの水―一五七二‐七四年
第6章 同盟と紛争―一五七四‐七七年
第7章 不確かな基盤―一五七七‐七九年
第8章 「統一すれば、われわれは立っていられる」―一五七九‐八一年
第9章 「分裂すれば、われわれは倒れる」―一五八一‐八四年
第10章 デルフトの暗殺―一五八四年
補遺 完全独立まで―一五八四‐一六四八年
著者等紹介
瀬原義生[セハラヨシオ]
1927年鳥取県米子市に生まれる。1951年京都大学文学部史学科西洋史専攻卒業。1956年京都大学大学院(旧制)修了。現在、立命館大学名誉教授、元京都橘女子大学教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Saiid al-Halawi
4
スペイン・ハプスブルグの桎梏に立ち向かう行政長官。南部を捨て置いて北部4州で固まるに至った経緯がストーリーで追える。金融持ちでUBがチート。存在がチート。2014/04/08
俊太郎
0
「ドイツ三十年戦争」でも思ったけれど、著者は素晴らしい想像力で歴史上の人物を造形してくれる。手紙の文章や文字、日記や行動から推測されるそれらが事実かどうかは確かめようがないし、学術的には難しい部分があるにせよ、読んでいて圧倒的に面白い。この人の著作はもっと和訳されて欲しいなあ。2017/11/04
あああああ
0
オラニエ公ウィレムは《沈黙公》とかいうアダ名だから、さぞコミュ症っぽい人なんだろうと思ってたけど、ただのコミュ力の塊の大正義イケメンでしかなかった。しかもラテン語で「ズルい」を意味する単語の誤訳でサイレンスになっただけとか……詐欺だろ完全に。反乱の流れがつかめたのでよかった。2016/04/13
ヤヨネッタ
0
オランダ(つい最近ネーデルラントが正式な国名として統一したとニュースに)独立に生涯を捧げた、まさに国父の生まれてから死ぬまでを詳細に渡って濃密に描いた本です。1944年の出版当時から進んだ研究とは差異がみられるし作者の想像に頼っただろう部分もありますが、ひとりの類稀な政治家の物語としてとても面白かったです。情報量が多すぎるので先にオランダの歴史について少し知識を入れてから読んだほうが理解度も面白さも倍増すると思います。足並みの揃わない味方をまとめるのがいかに大変か、最後まで苦労人な人生です。2020/01/30
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