内容説明
ビート・ジェネレーションを魅惑した西海岸の楽園、ビッグ・サーに住まう人々と、思索の日々が甦る。
目次
年譜・地理・原初に
第1部 至福千年のオレンジ
第2部 平和と孤独・混成曲
第3部 失楽園記
エピローグ
著者等紹介
ミラー,ヘンリー[ミラー,ヘンリー][Miller,Henry]
1891年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。大学中退後、国内を放浪。1930年に渡欧、パリでアナイス・ニンらと交流を深めつつ、精力的な執筆活動をおこなう。1934年に『北回帰線』をパリで出版。その大胆な性描写ゆえにアメリカで発禁処分となった。1940年代にアメリカに戻り、カリフォルニアのビッグ・サーに居を構えた。自然とともに暮らしながら現代文明を批判する作品を生み出し、その精神はビート・ジェネレーションやヒッピー・カルチャーに継承されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
66
「1934年に『北回帰線』をパリで出版。その大胆な性描写ゆえにアメリカで発禁処分となった」ミラーだが、LAとサンフランシスコのちょうど中間に位置する風光明媚なビッグ・サーにある種の理想の地、40から50年代後半までのビッグ・サー一帯はほとんどが原生地帯だったようで、人影も疎らで、楽園を見出したのかもしれない。ジャック・ケルアックやリチャード・ブローティガンも訪れたことがあるとか。2021/02/28
moi
1
「なぜなら真理は忍耐を要求するからーー無限の、無限の忍耐を。 」2024/05/13
-
- 和書
- 関東大水害 首都圏史叢書