複雑性と国際政治―相互連関と意図されざる結果

複雑性と国際政治―相互連関と意図されざる結果

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  • サイズ A5判/ページ数 445p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784892428951
  • NDC分類 319
  • Cコード C3031

内容説明

世界の出来事は、複雑かつ緻密に連関する“カオス”の世界である。本書は経済学、社会学、などばかりではなく生物学、生態学など多岐に渡り、隣接諸科学を横断する性格を有し、これからの新しい「国際関係論の新分野と方法論」を切り開く方向性を有している。

目次

第1章 序説
第2章 システム効果
第3章 国際政治のシステミック理論
第4章 フィードバック
第5章 関係、代替案、交渉
第6章 国家間提携と一貫性
第7章 システムにおける行為

著者等紹介

ジャービス,ロバート[ジャービス,ロバート][Jervis,Robert]
オバーリン・カレッジを卒業後、カリフォルニア大学バークレー校で修士号と博士号を取得し、1968年から72年までハーヴァード大学助教授、72年から74年まで同大学准教授、74年から80年までカリフォルニア大学ロサンジェルス校の教授を務めた後、コロンビア大学で、アドレー・E・スティーヴンソン国際政治担当教授の職に就任した。Perception and Misperception in International Politicsを1976年に著して、国際政治学における心理学的アプローチの第一人者の地位を築いたが、その後、The Meaning of the Nuclear Revolutionなどを公刊し、注目を浴びた。しかし、1997年には、これまでの研究とは、毛色の異なるSystem Effectsを著して、アメリカ政治学会政治心理部門とコロンビア大学で、年間最優秀賞を受賞し、2000年には、アメリカ政治学会の会長に就任した

荒木義修[アラキヨシノブ]
武蔵野大学現代社会学部教授。1952年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。専攻は政治心理学、選挙分析、政策過程論、日本政治論、日本政治史

泉川泰博[イズミカワヤスヒロ]
神戸女学院大学文学部准教授。1967年生まれ。ジョージタウン大学大学院政治学部博士課程修了、政治学博士(Ph.D.)。専攻は国際関係論、安全保障論、アメリカ外交、東アジア国際関係

井手弘子[イデヒロコ]
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程。1974年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。専攻は政治過程論、政治心理学

柿崎正樹[カキザキマサキ]
ユタ大学大学院政治学部博士課程。1976年生まれ。中東工科大学大学院政治行政学部修士課程修了。専攻は比較政治、国際関係論、ナショナリズム論、地域研究(現代トルコ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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