内容説明
患者にとってケガや手術で負う傷跡を目立たなくさせることは、ケガや病気を治すということと同様に重大なことである。本書は創傷治癒に最も密接な科(領域)である外科、形成外科、皮膚科が中心となって、その全体像をまとめ、創傷治癒全般の中で、モイストウンドヒーリング、スカーレスヒーリング、そして皮膚の再生医療を位置付けた。
目次
1章 創傷治癒の基礎
2章 創傷治癒のメカニズム
3章 創傷における栄養管理
4章 Wound bed preparation
5章 創傷治癒後の病態
6章 皮膚欠損の修復
7章 急性および慢性創傷の診断と治療
著者等紹介
塩谷信幸[シオヤノブユキ]
現職、北里大学名誉教授・NPO法人創傷治癒センター理事長、医療法人社団城西クリニック名誉院長。専門領域、形成外科美容外科、創傷治癒、アンチエイジング。最終学歴、1955年、東京大学医学部卒業
真田弘美[サナダヒロミ]
現職、東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻老年看護学教授。最終学歴、1990年、クリーブランドクリニック、聖路加分校ETスクール修了
中条俊夫[ナカジョウトシオ]
現職、医療法人財団青葉会青葉病院院長。最終学歴、1957年、東京大学医学部医学科卒業。専門領域、外科、小児外科、ストーマ医療、褥瘡医療
宮地良樹[ミヤチヨシキ]
現職、京都大学医学研究科皮膚生命科学講座皮膚科学分野教授。最終学歴、1977年、京都大学医学部卒業。専門領域、皮膚科学、アレルギー学、細胞生物学
森口隆彦[モリグチタカヒコ]
現職、川崎医科大学形成外科教授。最終学歴、1969年、岡山大学医学部卒業。専門領域、形成外科
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