内容説明
大地震…大津波…ライフラインが止まった…そのとき、なにが起きたのか人々は、どうしたのか。宮城で被災した自閉っこのママたちがあの日、家族になにが起きたのか家族はどうやって生きのびたのかその体験をリアルに綴る。
目次
1章 ライフラインのとまった街で(我が家の3・11あのときなにがあったか)
2章 ブログとメールでつながりあった(―「みかわ屋通信」の1カ月)
3章 津波に襲われた街で(家は浸水したけど、家族で一緒に暮らせるなら;震災は障害を軽く超えた!って感じ)
4章 地域の避難所で(中学校で、娘の頑張りとみなさんの理解で;支援学校で、息子に寄り添い続けて ほか)
著者等紹介
高橋みかわ[タカハシミカワ]
保護者勉強会「よかにゃん」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ほっそ
3
石巻以外の支援学校は、避難所にならなかったとは・・・軽い衝撃でした。先生方は避難所運営という慣れない仕事、本当によく頑張ってくれました。自宅やご自身の家族を、ある意味ほったらかしにして、仕事をしてくれた方ばかりでした。2012/05/30
ことり
2
発達障害の娘がいます。ブログで読んだものもあったけれど、すごくズシンとくる内容でした。震災の日のことは今も忘れられず、読むと涙が出てきます。その場に我が家がいたらどう動いていたのか… 避難所は敷居が高い。でもどうしようもない場合も… いろいろ考えさせられました。2011/07/22
かぴ
1
職場の展示に使おうと公共図書館から借りてきた本。試しに読んでみたら、一気に読んでしまった。2011年3月11日当時、自分がなにもできなかったことがずっとひっかかっている。自閉症の人が家族にいる人たちにとって、その人が家庭にいることはまったくの普通のことなんだけど、非常時には家庭が今までの日常を保てるとは限らない。アクシデントをどれだけ平坦に乗り越えられるのかは、このブログやメール通信を書いたようなお母さんにかかっているのだなぁ…と感じた。あと兄弟たち。すごいよね。2014/03/10
あさばー
1
必死に頑張る自閉っこに、それを必死に支えるご家族、それを暖かく見守り、手を差し伸べてくれる地域の人たち…。色々と考えさせられる本でした。自分が同じ立場に立った時、本に出てくるお母さんたちのように頭をフル回転させて荷物の準備などが出来るのか…。今からしっかりシュミレーションしておかなければ…。2013/11/23
むっちょむ
0
「普段ずっと自閉っ子はサバイバルで明日がみえない生活をしているので。。」の話に考えさせられた。2012/11/24
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