内容説明
この本は自閉症児の生い立ちと、その母親の20余年間の記録であると同時に、大型施設からグループホームとワークセンターへ、そしてノーマライゼーションへの北欧の福祉の歴史ではないかと思います。
目次
おなかの赤ちゃん
わたしたちの子ども、そして社会の
それはどのように始まったのでしょうか
引きこもり
たぶん、わたしたちはまちがいを犯したのです
わたしは「冷たく拒否的な母親」なの?
父親は悩まないのでしょうか
「ガラス玉の中の子ども」
子ども時代のかすかな光
親はサービスを求めています
幼稚園で
たらいまわしされる子ども
わたしたちは分担したい
家族が傷つく
大きな施設で
ホームをつくる
10歳の子がけんかをしないなんて
ふたつの誕生日
仮面に隠された顔〔ほか〕
わたしたちも、この道を(藤田雅子)