内容説明
大阪国際児童文学館が、日産自動車の協賛のもとに「童話と絵本のグランプリ」公募を始めて3年目になります。第2回のグランプリ受賞作が、この「ふたをとったらびんのなか」ちょっと不気味で不思議な味わいをもつ世界ですが、このファンタジックな展開は、子どもの深層心理にも通じるもので、読者に強烈な印象と読後感を残すにちがいありません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
19
びんの中の不思議なサーカス体験。絵本の中は冒険の空間でした。ちょっとした仮想体験を楽しみました。 2022/08/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
ニッサン童話と絵本のグランプリ第2回絵本大賞受賞作品 公園の砂場で遊んでいた子どもたち、ねこのタマが見つけたガラス瓶の蓋を開けたら、吸い込まれてしまった。瓶の中は砂原、真ん中にはサーカスのテント。子どもたちを招いたというタマの横には、ねずみの調教師。怖そうな調教師は、サーカスに出ろと鞭をふるう。様子を見てみたら、観客が動物、サーカスしているのが人間。ここから出れるのかな? 子どもたちの表情がとてもいい。2020/12/25
遠い日
7
今ではすっかり定着し、たくさんの優れた作家と作品を輩出しているニッサン童話と絵本のグランプリ、第2回の絵本大賞受賞の作品です。まず雰囲気のあるエッチングがすばらしい世界を醸し出している。動物たちのために楽しいサーカスを見せるというミッション。砂場で見つけた瓶の中の世界が一気に開くところがいい。子どもたちの見た夢。ファンタジーの世界にどっぷり。2021/12/05
憩子
1
読み始めはなにか不穏なお話かしらと思ったけれど。2021/01/16
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