プレーリータウン

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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784892387593
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

すむ人がみんな顔見知り…。1900年代初頭、北アメリカの大平原にできたそんな小さな町の一年を銅版画で淡々と静かに描いた作品です。細部までていねいに描かれた画面から、自然とともに生きる人々の確かな暮らしが伝わってきます。

内容説明

小さな町のかたすみにある小さな物語を見つけてみませんか。100年まえのアメリカ中西部の町で、自然とともに生きる人びとを丹念に描いた秀作絵本。ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞ノンフィクション部門オナーブック。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

152
20世紀初めの米国。新しい大平原に辿り着いた人々。西へ西へと広大な土地に鉄道が引かれていく。土地を耕し収穫し、小麦の実りに支えられて穀物貯蔵塔と共に大きくなっていく。町並みは少しずつ人々の生活の求めに整っていく。…素朴で何気ない生活を描いているのに、何故か切なさを感じる。コヨーテの遠吠えが響く真冬を乗り越え、春の息吹きに囀りが聴こえているというのに。何故だろう。陽射しの恵みに貯蔵庫を満たし、子どもが遊び、夜遅くまで買い物やお喋りをしているのに。何故だろう。躍動ではなく悲しみを感じる。銅版画で描かれた作品。2022/08/06

ベル@bell-zou

25
鉄道ごと農業をオートメーション化したアメリカの町の一年を描いた作品。銅版画と知り手に取ってみたのだけれど想像していた銅版画の細やかさとは違いやや雑な印象。一枚一枚の絵は色鮮やかだが全ページ通して見ると季節の移ろいが平坦で面白味が薄い。そこに暮らす人々は実に幸せそうだが描かれる清潔で美しい生活はうわべだけで空虚さが否めない。かつてそこにあった大自然と先住民たちの暮らしへの敬意もそれを奪ったことへの皮肉も伝わらず困惑する。図書館で借りたこの本の最後のページが破棄されていて何とも言いようのない気持ちだ。2022/09/18

小夜風

16
【図書館】今から百年ほど前のアメリカのプレーリータウン(大草原の町)の春夏秋冬。まずは四季の移ろいを味わい、あとがきを読んだら「ウォーリーを探せ」状態(笑)。ひとつの町にいろんな物語がぎっしり詰まっていて面白かった♪素敵な絵本です。2014/10/02

ヨータン

8
プレーリータウンの一年を描いた絵本。「大草原の小さな家」が好きで、アメリカに鉄道が敷かれ、人が集まり、町ができていく時代に興味があるので、楽しく読めました。町の小さな食料店やお祭りの時に登場する移動遊園地の雰囲気など趣きがあっていいですね。2024/07/06

あじさい

2
自分用に購入。プレーリータウンの一年間を繊細なタッチで描きあげた秀作絵本。2003/01/24

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