内容説明
本書の深意を「我々今日の仕事とは何か。信心を決定する事である」と述べ、さらにその信心は、自己の現在(今日)に目覚めることであるとする。付論 水島見一(大谷大学特別契約教授)著「曽我量深に聞く」は、“曽我教学”研究のさらなる道標となる注目の書下ろし論文。
目次
1 今日の因縁(因果法と因縁法;安住と安立;本願成就して現在あり;摂取不捨と如来の回向;浄土宗独立の意義;仏恩報謝とは反復の生活ということ;今日の印縁を明かす『大経』;『法華経』の信仰;我今ここにあり)
2 付論(曽我量深先生に聞く1―仏法の実践;曽我量深先生に聞く2―現在進行形の聴聞)
著者等紹介
曽我量深[ソガリョウジン]
1875(明治8)年新潟県に生まれる。1899(同32)年真宗大学本科卒業。1902(同35)年真宗大学研究院卒業。真宗大学教授等を経て、1951(昭和26)年大谷大学名誉教授。1961(同36)年大谷大学学長。1971(同46)年逝去
水島見一[ミズシマケンイチ]
1950(昭和25)年富山県に生まれる。1973(同48)年大谷大学文学部仏教学科卒業。1978(同53)年大谷大学大学院文学研究科博士後期課程仏教学専攻満期退学。2008(平成20)年大谷大学文学部教授。2016(同28)年大谷大学定年退職、大谷大学特別契約教授に就任し、現在に至る。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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