内容説明
おどけた表情の張り子やお面、カラフルで愛らしい土鈴やこけし、藁、すすきや竹で作った精巧な玩具、祭礼のときにだけ入手できる特別なもの…見ているだけで優しい気持ちにさせてくれる郷土の玩具たち。一方で、その技術の高さに感動を覚える。たくさんの魅力あふれる郷土の玩具の中から、関東一円に絞って、郷土玩具に精通する著者が厳選した47点を、オールカラーで収載。
目次
山名八幡宮の獅子頭(群馬県高崎市)春季例祭4月15日
村松山虚空蔵堂真弓馬と宝舟(茨城県東海村)大祭4月3日
浜松の凧(静岡県浜松市)浜松祭り凧揚げ合戦5月3日~5日
最正山覚林寺清正公の鯉のぼり(東京都港区)清正公大祭5月4日、5日
かなかんぶつ(山梨県甲府市)端午の節句
横浜開港人形(神奈川県横浜市)
船渡「亀戸」張り子(埼玉県越谷市)
下総首人形(千葉県柏市)
ふくべ細工(栃木県宇都宮市)
箱根の晴雨人形(神奈川県箱根町)〔ほか〕
著者等紹介
畑野栄三[ハタノエイゾウ]
1930年京都市生まれ。元テレビ朝日プロデューサー。昭和25年ごろより郷土玩具に魅せられ、各地の郷土玩具の収集、調査を始める。収集した膨大な郷土玩具を寄贈し、群馬県上野村と共同で郷土玩具館を設立。その館長や全日本だるま研究会顧問を務めるかたわら、新聞・雑誌などに郷土玩具について執筆。主な所属団体は日本人形玩具学会(幹事)、日本郷土玩具友の会、日本雪だるまの会、郷土玩具文化研究会ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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