出版社内容情報
もうじき電話はパソコンのようにむずかしい機械になり、電話会社は次々と倒産する――。「構造改革」のために崩壊しつつある通信業界の現状を解説する。
内容説明
「構造改革」で通信業界は死滅する!大量の失業者と莫大な赤字を生む構造を創り出したのは誰なのか?構造改革を語るうえで必読の書。
目次
1 日本の通信がたいへんなことになっている(日本経済史上最悪、赤字八〇〇〇億円超のNTT;海外の電話会社も大赤字にあえいでいる ほか)
2 「構造改革」が通信をダメにする(言葉の中身がはっきりしない「構造改革」;構造改革の手法その1―アンバンドリング ほか)
3 技術革新で通信業界が自滅する(通信費はほんとうに安くなったか;技術革新が不良資産を生んでいる ほか)
4 通信自由化政策を進めた怪しい人脈(「IT戦略本部」の人脈を読み解く;森前首相とIT戦略本部メンバーが密会していた!? ほか)
5 だれにもいいことがない未来(「自由化」からは決して自由競争は生まれない;通信事業はますます「ハイリスク・ローリターンなゲーム」となっていく ほか)