内容説明
現在の空手は、西洋的な身体操作を取り入れた、「居着いた死に体」である。しかし、本来の空手は武術的な「虚」「実」の動作を持っていた。本書は、沖縄に生まれ育ち、長老たちから現在は失われてしまった多くの教えを受けた著者が、本物の空手とは何か、武術の動きとは何かについて、徹底的に解説するものである。
目次
第1章 「本物の突き」とは何か―究極の身体操作
第2章 「仮想の重心」とは何か―エネルギーを作る立ち方
第3章 「移動」とは何か―歩くことが武道だ
第4章 「形」とは何か―日本武道の究極
第5章 「変化」とは何か―武道としての形
第6章 「宇宙の摂理」とは何か―すべての真実
第7章 「無想会沖縄空手道」とは何か―人生を豊かにする空手
著者等紹介
新垣清[アラカキキヨシ]
1954年、沖縄県那覇市生まれ。13歳で長嶺将真十段の松林流に入門。その傍ら多くの沖縄空手界重鎮、長老の下へと通い、古伝の沖縄空手、古武道を修得する。1977年に渡米した翌年にはフルコンタクト空手も導入。その後、タイのバンコク、ムエタイの殿堂ルンピニー・スタジアムの試合に出場。1981年に再渡米し、ユタ州ソルトレイク・シティーにおいて無想会を創始した。現在、米国硬式空手道連盟会長・沖縄空手道無想会最高師範(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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