内容説明
ニーチェの思考はコギトではなく、肉体の思考である。カントの超越論的な自我に代わって、ニーチェは肉体の自我を主張する。肉体の思考、その奥処にあるのは「力への意志」―それは「超人」「永劫回帰」と並ぶニーチェの中心概念。
目次
第1章 ニーチェの肉体一元論
第2章 「大いなる理性としての肉体」と「力への意志」
第3章 「力の感情」
第4章 高貴な人間
第5章 カント「超越論的自我」とニーチェ
著者等紹介
眞田収一郎[サナダシュウイチロウ]
昭和15年東京都に生まれる。慶應義塾大学文学部卒(哲学専攻)。主に九州大学と日本大学で教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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