二、三のグレース―オルダス・ハクスリー中・短篇集

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784892193569
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

第一次世界大戦後のサロン文化のなかで、つきあう男によって次々と早変わりする女性を描いた表題作他、知的な諷刺の目で軽やかに人物群像を描く。

著者等紹介

ハクスリー,オルダス[ハクスリー,オルダス][Huxley,Aldous]
1894‐1965。20世紀イギリスを代表する知性派小説家の1人。小説、詩、戯曲、文明評論、旅行記、伝記など範囲は多岐にわたる。イギリス屈指の知的名門一家に生まれ、オックスフォード大学で英文学と言語学を学び、1915年卒業の翌年に処女詩集『地獄の辺土』を上梓。1921年自身初の長篇小説『クローム・イエロー』で、第一次世界大戦後のイギリス青年の知的かつ虚無的な傾向の代弁者として認められた。1963年11月22日、癌のために死去

井伊順彦[イイノブヒコ]
東京生まれ。早稲田大学大学院博士前期課程(英文学専攻)修了。英文学者。英国バーバラ・ピム協会、英国トマス・ハーディ協会、英国ジョウゼフ・コンラッド協会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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土橋俊寛

2
ハクスリーの『すばらしい新世界』はディストピア小説のひとつだと言われるが、例えば『侍女の物語』や『一九八四年」にある重苦しさを感じない。たぶん、色んなところにちりばめられた一種の「ユーモア」のせいなのだろう。そして、本書に収められている「シンシア」はそんなユーモアが凝縮されている。(本書の所収ではないが)「半休日」も同じで、こういった短編が好みだ。もちろん表題作も面白い。こちらはむしろグレースのその後が気になるところだが。訳はとても読みやすい。2020/09/16

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