内容説明
色・形・音に秘められた意味は何か。精神科学の独自の観点から色・形・音について語ったユニークな一冊。その意味を念頭に置いて、私たちのまわりの色・形・音を整え、よりよい生活、より麗しい生活に役立てよう。
目次
肌色の秘密
秘められた印と象徴
建物が人間におよぼす作用
数の神秘
象徴と精神世界
音楽
ゲーテ色彩論からシュタイナー色彩論へ
虹の色
色と形の瞑想・オーラの色
補遺
著者等紹介
シュタイナー,ルドルフ[シュタイナー,ルドルフ][Steiner,Rudolf]
1861‐1925年。ウィーン工科大学に学び、21歳でドイツ国民文学双書の『ゲーテ自然科学論文集』の編集を担当。1891年、フィヒテの知識学を扱った論文で哲学博士号を取得したのち、ベルリンで文芸・演劇評論誌を編集。20世紀に入ると同時に、ロシアの神秘思想家H・ブラヴァツキーの創始した神智学運動に加わり、1912年、アントロポゾフィー(人智学)協会を設立。独自の精神科学に基づいて、教育、医学、農業、建築、社会論などの分野に業績を残した
西川隆範[ニシカワリュウハン]
1953年、京都市生まれ。1976年、高野山で伝法阿闍梨位灌頂。その後、スイスとドイツでシュタイナー精神科学を研究。シュタイナー幼稚園教員養成所(スイス)およびシュタイナー・カレッジ(アメリカ)客員講師を経て、日本アントロポゾフィー(人智学)協会理事
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感想・レビュー
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p.ntsk
41
難しい本でした。神智学や人智学の知識があればもっと理解できたのかなと思います。カントやデカルト以降の流れの中で切り捨てられた知の流れなのかなと思いました。 2016/06/21
シフ子
5
まず人種の色と 光の吸収の仕方 脳の部位の発達の違いから 人種の性質の傾向を分析しているのが興味深い。黄色人種の説明に日本人が多く登場。人種をイデオロギーの違いなどによって裁くのではなく 惑星の成り立ちというマクロ的な視野から眺め 数秘 音楽など 自然(宇宙)の法に則っていることを見る。「…目は対象そのものは見ません。…対象に撥ね返された日光を見ているのです。」が哲学・思想に通じる言葉として深遠である。2009/10/24
kao
1
★4.12003/08/26
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- 和書
- 無意識の脳心理学